サロンこぼれ話 第66回 ☆子供だって説明すればちゃんと理解する☆ TIマスターコーチ 加藤幸恵
2019年7月10日
加藤コーチ |
こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。通年でも子供の予約はあるのですが、年明けからいつも以上に子供のレッスン予約が増えています!オリンピックが近いから感化されてか?いや、そうではないのです。やはり毎日の積み重ねの話で、「あんなに練習しているのに全然速くならない」、「今度タイム切れなかったら選手コースに上がれない」、「どう直していいのかわからない」など悩みを解決するために藁にもすがる思いで来るのです。
大抵のスイミングスクールは、沢山の子供達を教えています。コーチ1人に対して泳げるクラスだと子供が20人30人になるのはよく見る光景。でも、これでは変なフォームで泳いでいる子はいつまで経ってもそのまんま、向上することなく時間だけが過ぎていきます。高学年になってもある程度のタイムが出せないと在籍コースにすらいられなくなります。
毎日泳いでいれば体力はつきます。そのうち速くなるでしょう。ただ、それはいつになることやら・・・・。学年が上がるにつれ身長だって伸びます。大きくなった分推進力は増し、タイムは知らないうちに速くなるでしょう。でもそれって指導ではないですよね?学校体育レベルの水泳でも速くなる話です。
子供だって説明すればちゃんと理解する。
子供だってどうすればいいのか知れば考える。
子供に理論を言っても仕方ない?そんなことはないのです。低学年だし説明するのも面倒だし、第一意味分かんないだろう・・・・と決め付けてないですか?もちろん個人差はあります。どんな言葉だとわかりやすいか、できるだけシンプルに簡単に説明できないか、大人のレッスン以上に教えるこちら側もいろいろと考えます。工夫が必要です。ちゃんとわかってくれるように子供の目線に立って説明すれば、向こう側に降りていけば理解してくれます!理解すれば泳ぐときに考えてくれます!!考えて泳げばただ距離を泳ぐだけでなくフォームに意識がまわります!!!フォームが変われば自分がどうすれば速くなるのか真髄にやっと近づいてきます!!!!
船堀サロンに来る子供達は、レッスン回数に応じて理解力が高くなります。自分の泳ぎの映像を見せたときに、私が指摘する間もなく自分で修正箇所に気づきます。こうなってくると練習中に修正しながら泳げるのでタイムを上げるために何をすればいいのか、それがどの程度できているのか、自分でコントロールできるようになります。
その結果、大会でどうだったからタイムが良かったとか、ここがうまくいかなかったから遅かったとか、数字の結果だけでなくしっかり理由がついてくることになります。
子供に説明することを面倒くさがらず、小さい子にもしっかり伝えることがとても大切。大人の言葉使いを真似したり、なんとなく言ってしまった約束を覚えていたりするじゃないですか、子供って。心に残るような言い方、「へ~そうなんだ!」っていう驚き、「これをすれば速くなるんだ!」という確信があれば、明日からの練習で気をつけるはずなんです。だから、私たちは1人でも多くの子に伝えたいのです。
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