サロンこぼれ話 第46回 〜☆スイムメンテナンスは何年経っても必要☆〜 TIマスターコーチ 加藤幸恵

 2016年10月10日
加藤コーチ

こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。空気もだいぶ秋めいてたこともあってか、10月に入ってから船堀サロンの平日予約が落ち着いてきました。(トライアスロンの大会が残すところあと少しなのが1番の要因ですが。)土日祝日は1年を通していつでも人気となっていますが、平日はこの時期から12月ぐらいまでは満員御礼となる日は多くなく予約の取りやすい時期となります。ぜひメンテナンスにいらしてくださいね。

10/5(水)、久々に船堀サロンに顔を出してくれたのは10年来のTIスイムのお客様。今までに何度となくワークショップに参加されており、歴代のTIコーチを全員知っているとってもコアなお客様。その方が何年かぶりに船堀サロンにクリニックを受講しにいらしてくれました♪

昔話をしながら懐かしみ、現在の近況を伺い「いくつになりました?」なんてお互いの歳の話もしつつ、本題であるスイムの課題を聞き出す。TIスイムの理論をしっかり把握している方だからこそ、カウンセリングの段階で話を伺いアドバイスするだけでも8割9割解決できたのでは?という程理解が早い。ここまでになってくれるとたまのチェックでも充分結果は期待できるのである。

「2ビートキックの際に脚がバラける感じがする。」「脚が暴れている感覚もある。」
自覚症状ありで課題もかなりピンポイント!何がどうなっているか理解できているのはとっても大事なこと☆ただ一生懸命泳いでいるわけでなく、自分の姿を客観視できているからこそ自己分析できるのだ。

ただし、その課題を解決するために何をどうすればいいのかがわからない。それで何年ぶりかに船堀サロンにいらっしゃったのだ。「ここだと撮影した映像がすぐに見られるから、何がどうダメなのか何を変えたらうまくできたのか一目瞭然。見て直したほうが早いからさ〜。」と。慣れたように最初のウォーミングアップの段階ですでに水底にある鏡を見ながら自己修正している。さすが!!見て直すクセがついているので誘導しなくても自主的に修正できる。

「鏡見ればすぐ直せるんだけどな〜。」と一言。その通り!鏡を見ながら泳いでいるときの感覚を覚えて持ち帰らなければ意味がないのです。どの程度どう修正したのか、自分の言葉と感覚で覚えて帰らなければ。解説をし、ドリルで脚の動かし方を練習。理論がわかったら体に落とし込むためにドリルで動きを覚えさせる。地味な練習だがこれがとっても大事。ただただクロールで泳ぎ続けても何も変わらない。反復練習が結果1番の近道になる。

昔からのお客様たちはとってもドリルが上手です。10年ぐらい前はかんたんクロールのDVD通りにレッスンを進めていたので、ドリルの数が多く本当に熱心に練習しているお客様が多かった。そのため、課題解決のためのドリルを提案すると本当にすぐにでき、みるみるうちに修正できる。ここまでは早い!あとは、これが持続するかの問題なんだけどね〜、永遠に持続できるはずもなく・・・・定期的にメンテナンスしないとやっぱり勝手に体が動いてしまって色んなところがズレてくる。

体って私達が思っている以上に頭が良くって、次の動きを予想して勝手に動き始めてしまう。そのおかげで毎日の生活の中でスムーズな動きが作れている。意識しなくても手と足が前に出ることで歩くことができ、はじめはできなかったダンスも振り付けを覚えればどんどん次の動きがインプットされているので体が勝手に動くようになる。

ただし、勝手に動いてしまう体をコントロールしてあげないと「ラクに効率よく泳げない」。そのために何年経ってもメンテナンスは必要なんです。物を長持ちさせるためには必ずメンテナンスしますよね?泳ぎだって同じです☆プールも少しずつ空いてくる時期、フォームメンテナンスには絶好の時期に入ります。ぜひ、チェックしてみてください。

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