2011年5月10日
TIマスターコーチ 加藤幸恵
 こんにちは、マスターコーチ加藤幸恵です。
 今回は、船堀サロンのお客様の6割近くを占める「トライアスロン」に挑戦される方たちのお話です。ランニングブームがあり、バイク(自転車)ブーム。こうなると、できればトライアスロンを!!!となります。そこで、スイムをしっかり習おうと思う方が数多くサロンに来られます。

 トライアスロンを始めるきっかけは皆さんそれぞれですが、「変化を求めたい」、「どうせ鍛えるならいろいろな種目で」、「モチベーションを上げたい」という方たちがほとんどです。個人的には、経験のない新たなことに挑戦する、その心意気にただただ感心です。やってみたいな〜と思ったことはあっても、挑戦していない自分よりも遥かに素晴らしい方たちです。指導者としては、その挑戦に対して最大のサポートと協力で、トライアスロンを楽しんでもらえるようにと、日々のレッスンをしています。

 4月の石垣島トライアスロン。この大会に初めて参加するため、スイムの練習を始められた方は一人ではありません。何人もいました!!!「25mを泳げない。足がつかないところでは泳いだことがない。海が怖い。この状況で大丈夫か?」ということで、サロンに来られた方々ばかりです。

 レッスンでは「まずは浮くこと。それから楽に進む体の使い方を知ること」この2点だけに焦点を絞り、距離は泳がず、バランス重視で大会まで練習しました。浮いてきた感覚があり、滑る感じが出てきたから、ちょっと長く泳いでみようか、といったノリで長い距離は泳ぎました。

 初めてのトライアスロンで、気持ちが焦るのはわかりますが、海のコンディションに合わせた自然の中でのスイムになります。焦っては上手くいきません。海のうねりの中でのスイムは潮の流れや風の向きなども考慮しながら泳いでいく必要があります。WSや船堀のレッスンでは、まず楽に泳げるようになってから、当日のシミュレーションをして、心の準備をしてもらいました。石垣島が初のトライアスロン参加となったサロンのお客様は全員、完泳・完走を果たしました。

【石垣島トライアスロン公式ページ】

 そんな皆さんもがむしゃらにプールに通って練習したわけではありません。忙しい仕事の合間に船堀サロンに通うことが精一杯でプールに行く回数は多くなかったようです。そんな中でもプールに行ったときには、レッスンで習ったことの確認を行い、練習する内容を限定して、ポイントを絞り、ひとつずつ消化していくようにすると、何ができていないかが気付きやすく、改善点が自分でわかるようになります。焦らずにひとつずつ、自分の体で確認して、浸透させていくことが何よりも大事で、結果的に上達への近道となります。

 現在も、今後の大会にエントリーする目的を持った多くのトライアスリート、そしてトライアスロンに挑戦できるようになりたいと思っている将来のトライアスリートの方々が船堀の流水プールでレッスンを受けています。トライアスロンブーム、まだまだ続きそうです!!

 これからが競技のシーズンですが、震災の影響などで、中止や延期となっている大会も少なくありません。色々な形で「日本の元気パワー」をどんどん育てていきたいですね。

【TIスイムサロン船堀】

 ©Easy Swimming Corporation