2011年12月10日
TIマスターコーチ 加藤幸恵
仙台大観音 右下端が「仙台りらいぶ」
 船堀のサロンを離れて、仙台に出張してきました。今回はサロンこぼれ話の番外編です。

 震災から8カ月経過した11月19日と20日の2日間、東北の仙台で1年ぶりにワークショップ(WS)を開催しました。長い期間、お客様をお待たせする形になってしまったのは、震災後の状況が落ち着いてからと思っていたからです。でも「実際いつになったら大丈夫なのだろうか…」と自問自答する毎日。そんな時、いつも仙台のWSに参加されるお客様から複数のメールをいただきました。

「そろそろ仙台でのWSを再開してくれないか」
「いつ仙台でWSするのですか」
 本当にありがたく、うれしいメールでした♪
 そして、お客様の無事も確認でき、高橋マスターコーチと喜びました。

 11月19日、かんたんクロールWSの当日。
 参加者9名のうち、新規のお客様が4名。震災後にも関わらず、新潟や栃木からも参加してくれました。感謝感謝!!!他5名のお客様はいつもの顔ぶれ。とにかく皆さんの顔が見られて安心しました。津波で会社がなくなった方、原発被害に苦しむ方、風評被害に苦悩している方たちですが、水泳のために仙台に集まったメンバーでWSをスタート。

 まずは、震災の際の各自の状況、今の地元の現状を自己紹介に含めながら始まりました。WSでは初めてではないでしょうか、「マイクロシーベルト」の話が出てきたのは…。今もなお、大変な状況下におかれている方もいて、その中でのWS参加に本当に感謝。そして、泳ぐことで前を向き、いつも通りの生活を!という強い熱い思いに応えようと思いました。

仙台のワークショップに集まってくれた皆さん

 2日目の20日はカイゼン息継ぎWS。参加者6名のうち、前日から引き続き参加の2名、新規1名。他の3名のお客様はいつもの顔ぶれ。同じく震災後の話をしながら、今のスイムの悩みを聞いて、WSが始まりました。

 まずは「呼吸ってどうなっているのか(陸上で)!」これを考える時間を設けました。日常でいつも行なっている呼吸動作にしっかりと目を向けることで、クロールの際の呼吸に結びつけました。本能でやってしまっている(無意識に)動きを知ることで、意識してラクに泳ぐために必要な動きをカラダに染み込ませる!ここがとても大事で、ここがわかると日頃の練習の際にも、気づき・修正することができます。

 1年ぶりに東北でのWSを行ないましたが、今まで通り、温かい雰囲気と各地のなまりで本当にいい2日間となりました。まだまだ復興途中ではありますが、東北熱はスゴイ!と改めて感じました。

 がんばっぺ東北☆

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