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加藤コーチ |
こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。船堀サロンの前の桜並木も、新緑のきれいないい季節となりました。日中はとても暖かくなりすごしやすい時期、そして泳ぎに行きやすい時期になりましたね☆
今回のサロンこぼれ話は、これから水泳を始める人も、すでに泳いでいる人も、大半の人が課題にしている「息継ぎの難しさ」についてまとめてみました。
- 息継ぎがうまくいかなくて、距離が泳げない
- 息継ぎしなければ進むけど、息継ぎすると進まないし沈む
- 息継ぎでうまく顔が出ない、水が入ってくる
- うまく吸えない、もっと吸いたいのに、苦しい
初めてレッスンを受けられるお客様の9割の方のお悩みは「息継ぎ」に関してです。よく聞く悩みを上記に4つ挙げましたが、本当に「息継ぎが原因」でしょうか??水中はいつもの呼吸と違い、いつでも吸える状況ではないため「とにかく吸いたい!吸いたくて仕方ない!」という気持ちでいっぱいになります。水に慣れていなければ余計にその気持ちは大きいことでしょう。
でも、「吸うこと」の前に「吐くこと」があり、「息継ぎ」の前に「息継ぎなしの泳ぎ」があります。まずはベースの動きができているかが最大のポイントになることをほとんどの人が忘れています。呼吸に制限があるってことでパニックになってしまうんですよね。
4つの息継ぎのメジャーな悩みを、ちょっと1つずつ確認してみましょう。
・ 息継ぎがうまくいかなくて、距離が泳げない→息継ぎさえできればもっと泳げるのに・・・。ホントにそれが原因かな??息継ぎなしのときに何か問題はないかな?
・ 息継ぎしなければ進むけど、息継ぎすると進まないし沈む→息継ぎしないときもホントに沈んでないかな??ノーブレスの際にすでに原因がある可能性大!しっかりできていれば息継ぎを入れるとからだの使い方で何ができなくなっているのか確認。
・ 息継ぎでうまく顔が出ない、水が入ってくる→顔は出しやすい位置にあるかな??もともとの頭の位置、からだの浮き具合はどうかな??ノーブレスの際に頭を入れすぎてるのでは?回転することで口が出やすい位置に頭があればいいが、水中に入れすぎてないか?顔だけ出そうとして、からだが回転していないのかも。
・ うまく吸えない、もっと吸いたいのに、苦しい→吸う前にどのぐらい吐けてるかな??たくさん吸おうとしてもそんなに吸えないよ??吐くことによって吸う場所を確保しています。まずは吐いて空き容量を作ること、留めて置いても苦しくなるだけです。吐きすぎても吐かなすぎても苦しくなります。自分がどのぐらいの量をどんなリズムで吐くと吸いやすいのか、水中で試しながら泳いでみるべきです。呼吸の浅い人深い人、口呼吸の人(これは私・・・笑)鼻呼吸の人、鼻炎持ちで鼻がつまり気味の人、人それぞれのラク差も当然あります。
「息継ぎ」一言では表せないほど、たくさんの動きが伴います。からだの使い方と吐く吸うの循環。この2つに大きく分けられますが、どちらもできていないと「息継ぎをしてラクに進む」とはなりません。そのためにノーブレスで基本動作をからだに教え、からだに落とし込むためにドリルでパーツを作る練習をする。そこまでがラクにできてから息継ぎの動作。息継ぎの際のからだの使い方を覚え、それから口が出るか、吐いて吸えてるか、沈んでないか、推進力はキープできてるか。順番に組み立てていかなければうまくいきません。
一生懸命にやってるのに・・・、意識してるのに・・・。
何を一生懸命に?何をどの程度意識して?ここがとっても大事になります。ただ闇雲になんとなく一生懸命に練習せず、明確な課題を持って泳ぐことです。まずは、自分の課題が何なのか理解することです。考えることです。
ただただ「息継ぎ」のせいにしないでください。それ以前に必ず問題があるはずです。
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