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加藤コーチ |
こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。
今回のサロンこぼれ話は、震災から2年となる今だからこそ、岩手県民である私が伝えられることをまとめてみようと思います。震災後もサロンやイベントにいらっしゃる東北のお客様、被災地にボランティアに来てくださったお客様、現地での事業再開のために今もなお東北に足しげく通っていただいている経営者のお客様・・・、本当に沢山のお客様に感謝しながら毎日レッスンをしております。
うまく伝えられるかわかりませんが、読んでいただければ幸いです。
2011年3月11日、あれから2年。早いか遅いか・・・自分にはよくわかりません。もう2年経っちゃったの?という思いもあるし、まだ2年?復興の状況を見ると変わんない場所も多いな、遅いなという気持ちも。
震災の3日後、自分は同郷の高橋コーチと一緒にスタッフの車を借りひたすら国道4号を走り岩手一関に。自分の自宅周辺のことをすることで精一杯でした。
秋田のあるお客様は、すぐに釜石にボランティアに入ったとのこと。東京の友人、お客様も大勢ボランティアに来てくれました。建設会社のお客様は、ついこの間まで仙台にずっと行っていたとのこと。人手が足りず、賃金を上げて他県に募集をかけているが稼ぎ手がいないと・・・。
気仙沼大島でランニングイベントを開催し、被災地の活性化になれば!!!と何度も気仙沼に足を運び、東北以外の多くのお客様を被災地に導いてくれた方々もいます。昨年からは被災地の海でもトライアスロン、オープンウォーターの大会も開催するところが出てきました。
毎月のように福島に足を運び、起業するためにどうするか!活性化していくためにはどんな知恵が必要か、セミナーしてくれている方々が居ます。
以前勤めていたスポーツクラブ、宮城気仙沼と石巻にもクラブがありました。両クラブとも津波の被害に遭い、気仙沼は再開の目処は立たない状態。石巻は東京サマーランドの支援も受け、5月から再開しています。被災者でもある市民の皆さんからの要望だったとのこと。哀しんでばかりではありません。前に進むため、日常を取り戻すため、気持ちよく汗をかき泳ぐことでリフレッシュできているのだと思います。
気仙沼のお客様からDVDの注文があった際に、お手紙をいれさせていただいたことがあります。大変な状況の中、TIのDVDを購入し泳いでいるのだと思うと、ただ商品を送るだけじゃなく一言付け加えたくて。後日メールがあり、なんと気仙沼の会員さんでした。その方は、気仙沼のクラブは無くなったので約50キロ離れた一関まで通っているとのこと。たまたまお手紙を書いた方が、以前のスポーツクラブの会員さんであり、TIのDVDを見て練習していて、仙台のワークショップにもそのうち参加したいと話してくれました。
どんな状況であれ、運動やスポーツ、体を動かすことって人間には大事なんだと感じます。震災後も東北のお客様がレッスンにいらっしゃいます。仙台でのワークショップでは被災地のみんなで復興の様子について話したりします。沢山のお客様の支援や想いに感謝し、自分にできること=水泳指導でこれからも多くの方をこれからも笑顔にしていきたいと思います。
小学校の時に習いました、「47都道府県の中で土地の面積第2位の岩手県!」と。福島は第3位、宮城が16位。その3県が大地震と大津波の被害に遭いました。広い広い地域での大被害、今後何年の月日が掛かるかわかりません。規模が大きすぎます。これからも沢山の方々の支援や協力が必要になりますし、支援と言う意味では前に前に進んでいる被災地にぜひ来ていただきたいと思います。
震災からちょうど2年の今だからこそ、あのときの気持ちや想いを風化させないようにと記しました。上手くまとめられず読みにくい点が多々あったと思いますが、少しでも伝わればと願います。
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