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加藤コーチ |
こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。10月に入り秋めいてきましたね!と言いたいところですが、今になって残暑???という気温の日もあり、台風が幾つも発生していますが、皆さんお変わりはないでしょうか。
今回のサロンこぼれ話は、夏休みや土日に特に多い子供のお客様の話です。年長さんから高校生、大学生まで幅広い年齢層の子供が来ました。通常はスイミングスクールや学校での練習が主になるため、TIに来るのは「非日常の特別レッスン!」と位置づけて通ってくる子ばかりです。
石川県から1人で飛行機に乗り、単身赴任中のお父さんが羽田に迎えに行き、船堀サロンに来ている小学校4年生の女の子。お母さんがファイルに今までの練習で言われたことや、彼女の年齢で目指すべきタイム一覧を入れて持たせてくれます。
船堀サロンに通っているのはわずか10歳の彼女の意思!ここがすごいところ!!
この1ヶ月半ですでに3回来ており、石川県に戻ってからの通常の選手コースの練習でも意識して泳いでいます。自分では調子いいと思っているのに、コーチに注意されたことや、よく意味がわからないことを書き溜めておきそれを解決しに来ます。
本当にハキハキと受け答えできる気持ちのいい子で、こちらも余計にあれもこれも!と教えてあげたくなります。
子供も大人も受ける側の姿って、本当に大事だなと感じます。
「腕が重たくて回せない」・・・。あるとき、バタフライでそんな悩みを話し出しました。
「なんで重たいんだろうね?」まずは色々と原因になるであろうことを考えさせます。かきすぎるから?後ろまでもっていきすぎるから?深すぎるから?正解が出るかが問題ではありません。間違いだとしても、自分で幾つかの答えを導き出せるかが大切です。塾とおんなじですかね。経過を大事にしているんです。結果のタイムだけでなく・・・・・。そうでないと、子供達はどうして速くなったのか遅くなったのか、どうして苦手な種目がうまくいかないのか等々、大きくなってから彼ら自身が困るときがきます。
今だけでなく、末永く水泳を続けて欲しいのです。そのためにどう育てるかが大事なんです。
初めは今までされたことの無いような質問に、あっけに取られる子がほとんどです。何度か通うようになり質問されることに慣れると、色々と自分で考えられるようになります。
あとは大人と一緒です!!
泳いでみて、「気づいたことを修正する」この繰り返しです。気づかないと何ともなりません。ここがミソです☆
小さい頃からずっと泳いでいる子供達には、この「気づき」がとても難しいのかもしれません。何となくいつも泳いでいるのですから、ちょっとした変化に気づくことって容易なことではないんでしょうね。きっと。
でも、ここはこちらが根気強く教えて気づかせることで、自分でしっかりと修正できるようになるんです。子供力ってすごいんですから。
ただ・・・・、そういう師に出会うか出会わないか。それだけなんです。
また石川県から彼女が11月初めに来ます。それまで何度か大会もあり、練習中の様子がお母さんからメールで来ます。わざわざ、石川県から。わざわざ、飛行機に1人で乗せて。と思いますが、10歳の彼女がとっても楽しみにしているんです。TIのレッスンを☆
このやる気に答えない理由はありません。俄然こちらのやる気が出るってもんです♪
次回はどんなお客様を紹介できるのか、私もとってもワクワクします。
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