サロンこぼれ話 第60回 ☆動きを言葉にすることできますか?☆ TIマスターコーチ 加藤幸恵
2018年7月15日
加藤コーチ |
こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。
毎日ムシムシして気温も高く、夏本番はまだこれからなのに体が悲鳴を上げ始めていませんか。皆さん、プールでうまくリフレッシュして体をリセットしてくださいね。
今回のサロンこぼれ話は、選手・育成コースの子供達が色々なスイミングに通いながら船堀サロンにフォームチェックにいらっしゃるのですが、その際に私達は質問しまくります。
例えばこんな風なことを聞いています。
→クロールの手はどこに伸ばしてる?・・・まえ、うえ、した?
→バタフライの第1キックって手がどうなってるときのキック?・・・2回キックするのは知ってるけどどっちが第1のキックだろう?
→クロールと背泳ぎの手はいつどんなタイミングで動かしてるの?・・・ん?タイミング?そんなの考えたことないな、いつだろう?
→息継ぎをするとき手がどうなってるときに顔が出るの?・・・えー?そんなのわかんないうちに顔出てるような気が?
だいたいのお子さんの反応はこんな感じです。ずっと水泳をしてきて選手コースでガンガン泳いでいるのに、初めて動きについての質問をされ言葉で返答することができず困ってしまいます。ただただ距離や本数を泳ぐだけで「何をどのタイミングで動かすと速くなる」とか、「どの深さに手を伸ばすと体が浮く」とか、「いつ顔を動かし始めて呼吸をするのか」とか、考えもせず闇雲に一生懸命泳いでいるのです。これでは速くはなりません。
帽子とゴーグルと水着しか使わないのだから、からだ1つで勝負しないといけないのにそのからだの使い方をわかってないのですから・・・・。
もったいない。
週5.6で2時間ぐらい毎週泳いでいるのに、自分がどういう動きをしているのか理解してないのです。そのため説明できません。まずは正しい手の位置、頭の位置、タイミングを理解してそのとおりに泳げているか意識することです。それでこそ毎日の練習の成果がタイムに現れるのです。何も考えなくても泳げます!でもそれではダメなのです。動きを言葉にして説明できるように頭の中でしっかり言語化してつなげることがとっても大切です。
さあ、まだまだやれることは沢山あるぞ!!!がんばろう。
追記:質問されることに慣れきて理論や動きのつながりが分かってくると、どんどん質問に対して答えられるようになってきます。繰り返すことで覚えているか覚えていないのかチェックしながらインプットしていくのです。なんでも習慣にするまでが大変なのです。
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