2014年8月10日
TIスイム創設者 テリー・ラクリン

最近の私の投稿、「入水前の3分間で泳ぎを変える」で、練習でプールに入る前の3分間を使って、鼻呼吸と雑念を払うことをお勧めしました。

あの投稿を書くにあたって、同じ事を数日間やってみたところ、書く事にも普段より集中できたように思います。

しかし、今朝のバード大学で泳いだ時には、入水前のその3分間のエクササイズを怠ってしまいました。にもかかわらず、泳ぎ始めると直ぐに、集中、リラックスすることができました。1つには、精神的/心理的な訓練のお陰であると思います。私は毎回、少なくとも5分間のとてもリラックスした泳ぎから始めます。高い集中力を維持するには、常日頃から努力することが大切なのです。

調整スイミングとして、以下のピラミッド練習を行いました。
50 + 100 + 150 + 200 + 150 + 100 + 50
私の目標は、13ストロークを保ちながら滑らかに泳ぎ、50mのペースを保ちながら200mまで距離を伸ばし、そして、距離が短くなるなるにつれ、無理なくわずかにペースを上げていくことでした。そして、その通りにやりましたが、200メートルと2度目の150mで、13ストロークを保つのが少しきつく感じました。そしてもちろん、精神的にも同様に負担を感じました。

次に、以下のトレーニングを行いました。
[50x3 + 200x1]を5セット
私の目標は、50mを14〜15ストロークでリラックスした状態で泳ぎ、200mは15〜16ストロークで速く、しかし静かに泳ぎ、50mのペースに合わせることでした。50mが42秒だったので、200mを2分48秒で泳ぐのが目標でした。

私は、水しぶきを上げながら慌ただしくストロークする人と一緒にレーンを使っていました。特に珍しくはありませんが、それは、集中力を乱されるだけでなく、乱流を作り出していました。最初の200mのクイックターンで、何度かタイミングを逃し、ストローク数が不規則になってしまいました。そのため、思い通りに泳ぐことができず、最初の200mは2分55秒でした。

時間は目標より7秒遅くなりましたが、運動科学者であるマイク・ジョイナー博士の「速く泳ぐことよりも、その時点で楽に泳ぐことを意識する」というアドバイスを思い出しました。

最初の200mで小さなミスが沢山あったのは気づいていましたし、さらに集中することでそれらを修正することができることも解っていました。セットを繰り返すにつれ、私の集中力は増し、安定していきました。そして、楽に泳ぐことを意識しているにもかかわらず、タイムも上がっていきました。最後の200mは2分47秒で泳ぐことができ、私は満足して、プールから上がりました。

金曜日にまたバード大学で泳ぎますが、練習前の3分間を使って、鼻呼吸と雑念を払うことを忘れずにやろうと思います。

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