のびーるチューブの活用:その1 イージー・スイミング代表 永瀬利得
2019年11月10日
永瀬コーチ |
ESM読者の皆様 お世話になっております。永瀬です。
イージー・スイミングにて考える水泳をはじめると、フォームを意識することで動きそのものが非常に遅くなったり、余計に力が入ったりしてスムースな練習がままならないことがあると思います。
片手伸ばしのサイドキックでは、どの程度の力加減なのか、はたまた水中での水を掻く際の力加減とか不明な点が多いと思います。特にストロークのリカバリー動作で遅くなってしまいがちです。リカバリーが遅くなると、特に男性は身体が沈みはじめます。
そこで今回、登場するのが、のびーるチューブです。
以前、弊社でも取り扱っていたのは、両端が写真のように膨らんでおらず、ただの棒状になっているものでしたが、現在はこうしたものが手に入ります。参考までにURLを記載します。
https://item.rakuten.co.jp/transports/hud_softouch-so-bndha/
では実際にどのようにこれを使うのか、動画にてご紹介します。
まずは、片手伸ばしのサイドキックドリルです。
ポイントになるのは伸ばした腕と畳んでいる腕です。
伸ばした腕では、こののび~るを伸ばすことによって、テンションがかかります。イージー・スイミングを練習されている皆さんならご存知ですが、水中で動く物体にとって非抵抗な姿勢を作ることはとても重要です。水の中を突っ切って進むわけですから、できるだけ流線型の姿勢を作ること、そしてその物体には軸が必要となります。
こののび~るで作られるテンションが上記の軸を作ることに効果を発揮します。実際、レッスンで使用していますが、のび~るでテンションを作った練習の後、のび~るを使用せずに普通のサイドキックドリルを実施すると明らかに姿勢が安定します。
もうひとつ、畳んだ腕は腿の前のフィニッシュポイントにて静止していますが、これはオーバーローテーション(ひじを後方に引くことで過度な体のローリング動作を作ってしまうこと)を防ぐことに効果を発揮します。
ひじを引くことに慣れている場合、伸ばしているのび~るが体に触れてしまい、邪魔をすることになります。体に触ることがオーバーローテーションになっていることを教えてくれます。また、フィニッシュの際のひじを伸ばすことである意味の筋トレにもなります。
ぜひ、使ってみてください。
次回はのび~るを使ったリカバリー動作の練習方法をご紹介します。
○緊急連絡!「11月17日大阪カンタンクロールワークショップ・併催カイゼン講習会にて秘密兵器[のび~る]を体験できます」
今月の大阪カンタンクロールワークショップならびにカイゼン講習会にて、上記でご紹介した「のび~る」を使用したレッスンを提供します。
のび~るの張力によって、スイムに必要である「フォームのテンション:水中での腕を伸ばす際の力加減や実際の水をとらえる際の力加減」を体感いただきます。
水の中での使用はもちろんのこと、弊社が推奨するランドトレーニングでもその効果を実感できます。
参加された方にはもれなく「のび~る」をプレゼントします。
まだ、ワークショップおよび講習会での空席がございますので、ぜひご参加ください。
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