2015年1月10日
TIスイム創設者 テリー・ラクリン
今まで何度も言っていますが、スイミングの目的は、幸せの追求です。(チベット仏教の高位、ダライ・ラマ14世の名言で「人生の目的は、幸せになることです」というのがあります。)私がオープンウォーターのイベントに参加するのも、それが幸せをもたらしてくれるからです。

9月20日に行われたイベント、Little Red Lighthouse Swimも例外ではありませんでした。昔からのスイミング仲間であるデイブ・バーラさんが、最初から最後まで並んで(時にはストロークも合わせて)泳いでくれると言ってくれたので、申し込むことにしました。このイベントが私に幸せをもたらした理由をいくつか紹介します。


デイブ・バーラさん

デイブと私は、オープンウォーターで百マイル以上一緒に泳いでいますが、その多くはストロークも合わせたシンクロスイムです。2010年の3月、私達はマウイ運河を10マイル全てシンクロスイムしました。デイブとのシンクロスイムは、いつも私を幸せにしてくれます。理由 No.1


Little Red Lighthouse Swimのコース

レースは、ハドソン川の56thストリートにあるピア95からスタートし、北に7.8マイル泳ぎます。6.3マイル地点ではジョージワシントンブリッジの下を通ります。 ほとんどの人が上を渡る橋の下を泳ぐことは、いつも私を幸せにしてくれます。理由 No.2


ジョージワシントンブリッジの下を南に泳ぐ

私達のウェブは午後3時15分にスタートし(丁度満潮と同時でした。ハドソン川は潮が両方に満ちます。)、午後6時10分にフィニッシュしました。レース中はずっと快晴で、終りに近づく頃、太陽はニュージャージーの方に沈んでいくところでした。
ストローク6回おきに右で息継ぎをする度、私の右側を泳いでいたデイブの青いゴーグルが、太陽の光できらきらと輝くのを見ることができました。6秒毎に垣間見るその輝きが、私をとても幸せにしてくれました。フィニッシュまでの2時間51分のほとんどの間、私は笑みを浮かべていました。理由 No.3


これはスキーのゴーグルですが、想像はしていただけるでしょう。
後半は波が荒かったのですが、波の中でも頭を無重力状態に保つことができました。それは、とても気持ちの良い感覚でした。理由 No.4

夏最後の日に、泳ぐことが大好きな300人のスイマーと一緒にオープンフォーターで泳ぐ。これ以上最高なことはありません。理由 No.5

日没後に美しく光る“ジョージ”(道路交通情報レポーターがジョージワシントンブリッジをそう呼んでいました。)を背景に行われたレース後の表彰式を思い出すと、今でも感動がよみがえります。理由 No.6

私の2014年最後のオープンフォーターイベントは、今度の土曜日(9月27日)にコニーアイランドで行われるNew York Aquarium 5Kです。次の日には、マーサヴィンヤードに向かい、ヴィンヤードサウンドと周辺の池で初秋のスイミングを一週間楽しむ予定です。考えただけでもワクワクしてきます。

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