2014年12月10日
TIシニアコーチ 奥村 知実
奥村コーチ

みなさん、こんにちは。奥村知実です。

みなさんは普段、ドリル練習をしていますか?
ドリルというと、TIでしかしない特殊なもので、普段通っているプールでは恥ずかしいと思っておられる方も多いですよね。
ですが、ドリルというものはTIに限ったものではなく競泳選手も必ず自身のフォームの確認として行い、フォームと感覚を確かめるために取り入れていてとても大切なものです。

フィットネススイマーはもちろん、レース思考の方こそ泳ぎ込みだけでなく、是非ドリルを行い自己修正力や感覚を磨き自身の上達に役立ててください。
そして、ただドリルを行うだけではもちろん上達はしません。
TIのドリルというとスケーティングのイメージが強い様で、何年もスケーティングだけを一生懸命練習しておられる方も多いと思います。
スケーティングがダメということではありません。
スケーティングで例えていうならば、目線や4時や斜めの姿勢が動作(型)の大事なポイントですが、動作(型)だけを意識していても上達はしにくいということです。
動作(型)だけでなく、動作をした時の体の浮き具合や安定感だったり「感覚」を意識したり感じるように意識を磨いて欲しいのです。
それとスケーティングだけではダメな理由をもう一つ挙げます。

スケーティングは斜めの姿勢の確認で静止姿勢の様なドリルです。スケーティングとコンビネーションだけでは間に繋がる動きがありません。やはりドリルにも順序や段階があってコンビネーションに繋がります。
なので、必ず動きを繋げていくドリルも取り入れましょう!
コンビネーションでは動きが繋がり過ぎてしまうので、ドリルで磨いた感覚で最終的に泳ぎ込む役割にして、ドリルでは一つ一つの意識や感覚を研ぎ澄ましながら動き(型)を取り入れて欲しいと思います。
型が気になるのはわかりますが、型に囚われ過ぎてリズムや感覚がおろそかになりがちです。型が良かったとしてもリズムが悪ければ結局沈みがちで進まないし疲れます。

ワークショップやDVDでは、段階を踏まえたドリルのプロセスでコンビネーションに導いています。
また普段ワークショップに予定の合わない方も、練習方法が分からない時には荻窪のプライベートレッスンや船堀サロンを活用してみてください。
個人レッスンでは泳ぎ方だけでなく、お医者さまのようにその人に合った練習内容を提案しながら練習していきます。

意識の仕方で上達も変わります!
何年経っても上達しないという場合は意識すべきポイント、練習の仕方がズレている可能性が高いです。もしくはコーチが悪いのかもしれません(笑)。

是非、ドリルを使い、感覚を磨き、もっともっと上達していきましょう!

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