2014年9月10日
TIシニアコーチ 山口工
山口コーチ

ここ数年「体幹」という言葉が広く普及して、誰でもが使う身近な言葉になりました。
一般的に「体幹」という言葉は、腹筋群・背筋群などの身体の中心部分にある筋群をさして使われますが、実はこれだけが「体幹」というわけではないんです。

「体幹」とは全身から頭部・四肢(両腕・両足)を除いた部分なんです。
一般的な使われ方には、骨格(関節も含む)という部分が抜けているんです。

「体幹トレーニング」といったものが世の中に溢れていますが、どれも腹筋や背筋の使い方や鍛え方を紹介していますね。
さらにあまり聞きなれない筋肉の名前が出てきて、この筋肉が動いていない(使えていない)からダメなんです!みたいなことを言っていますね。

そもそも筋肉とは骨格を動かすために付いているものです。
筋肉の動きや付きかたに偏りがあるということは、すなわち骨格のバランスが悪いということです。
それを無視して筋肉単体の修正をしようとしても問題解決にはなりません。

そこで皆さんにやってもらいたいことがあります。

  1. なにも考えず自然に動いてみる(水泳の素振りや慣れた運動など)
  2. 自分の動きの不自然さや偏りを見つける
  3. 2を把握した上で修正しようと意識して動く
  4. 何回やっても直らない部分を見つける
    (注意)「やっているつもり」は評価に入らないので、他人の動きを見るつもりで分析すること

上記の行程で直らない部分は、テクニックの問題ではない可能性があります。
そうなるといくら反復練習をしても直らないということです。

効率よくパフォーマンスを上げるためには、まず自分の身体がどういう状態なのかを知りましょう。

心・技・体とはよくできた表現だと思います。
やる気があって技術を身につけようと思っても、身体が整っていなければ達成できないんです。

骨格のバランスを整え筋肉が偏りなく動ける状態にして、テクニックを磨いていけばパフォーマンス向上につながります。

 ©Easy Swimming Corporation