2014年2月10日
トータル・イマージョン代表 竹内慎司
今年のアクティビティの目標として、「水陸両用ボディー」を目指すことにした。泳いで走れる体づくりである。具体的には、泳ぎについては1500mを20分台で泳ぐ「20分クラブ」に仲間入りすること、走りについてはフルマラソンを歩かず完走することを目標にする。これまで徒競走でブービーメーカー止まり、走ることが大嫌いで50年近くを過ごした人間にとっては大きな飛躍である。

目標設定の背景

1)練習量を増やすための体力づくり
昨年は「ココス湾往復8kmを制限時間内に完泳する」、次に「1500mを22分30秒で泳ぐ」という目標を設定した。この目標を達成するためにアプローチを考え、そのように練習して目標を達成した。

次に大きな目標として「全米全年齢区分で100位以内に入る」(1500mを18分台で泳ぐ)を設定した。現在より15%以上スピードアップしなければならないため、これまでの「最小の練習で最大の効果」からアプローチを変えて練習時間を増やすことにした。

練習時間としてはこれまでの2〜3倍(90〜120分)を考えており、これだけ練習したことがないので「練習ができる体力」をつけることが必要になる。そこでプールで全く泳がないオフシーズンの間はジョギングをすることで体力づくりを行っている。ジョギングについても目標があれば上達できるので、まずハーフマラソンを歩かず完走という目標を設定したがこれは開始2ヶ月で達成した。そこで次の目標としてフルマラソンを設定したのである。

2)将来の寝たきりリスクを減らす
私は足の骨密度が平均より20%少ない(魚だから?)。人生を逆算で考え始めるようになった現在、将来の寝たきりリスクを減らすためには脚の筋肉を日頃から鍛える必要がある。しかし自動車による移動のみのカリフォルニアで生活していると、ほとんど脚を使うことがない。そこで走ることを運動習慣に取り入れる必要がある。

3)短期間で目標を達成するアプローチを学ぶ
TIスイムを始めてから、「目標達成のための最短のアプローチを常に考え実践する」習慣を身につけることができた。今回はスイムもランも同時に上達させるためのアプローチを考えて実践することになる。これまで培ってきた経験を活用しながら、また新たな経験を得ることでさまざまな分野に活用したい。

マイルストン(目標達成までの道筋)

1)ラン
2013年11月にランを開始した。当初はハーフマラソンを2014年の目標にしていたが、2014年1月25日のトレールランでハーフマラソンは歩かず完走することができた。そこで7月27日のサンフランシスコマラソンにおいて、フルマラソンを歩かず完走することを目標とした。

2)スイム
3月のグアムキャンプ終了時点で昨年と同じレベルに戻し、6月下旬のマスターズ長水路で1500m21分台、9月のグアムキャンプ終了時点で20分台を目指す。

3)運動量
2月に60分、3月に75分、4月に90分、5月に105分、6月に120分として9月まで維持する。運動時間はクロストレーニングとしての合計時間である。これだけやれば少しは痩せるだろうと期待するが、体重については今回は目標設定の対象外とする。

次回以降、これまでのラントレーニングとハーフマラソンにおける考察についてまとめる。

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