2013年10月10日
TIシニアコーチ 吉野功哉
あと1日
9/6(金)
受付をしなければならないので宿泊先から受付までバイクで行く事にした。
軽い気持ちで行ったら23kmもあった!
往復したらレース前なのに結構な距離。
戻ってから5kmほどジョグ。
午後の方が日差しが強くなり暑くなるようだ。
その後プール行ったら何故かクローズになってしまってた。
夜パーティー&説明会があった。
規模の大きさに驚いた。
9/7(土)
今日はバイク&ランギアをトランジションに預けに行かなければいけない。
バイクからランのトランジションは昨日の受付の場所…
という事でまたバイクで往復してきた。
ゆっくり行ったから疲れは残らないだろうと思うがパンクが心配。
早く寝て明日に備えよう。
 
終わった
9/8(日)
レース当日。
朝のT1
朝4時起床。こっちに来てから眠りが浅く1:30くらいから眠れずにいた。
天気は雨。暑いよりマシと開き直る。
スタートはプロ、各エイジごとに細かく時間で区切られていて40-44は7:28スタート。
スタートの合図は日本の「プワ〜ン」ではなく「ドンッ!」と大砲がなる。
プロは6:30スタートなのでスイムゴールまで見届ける事が出来た。
きれいに縦一列で泳いでいる。さすがプロ。

待つこと約1時間。やっと自分のスタートが近づいてきた。
今回はとにかくレースを楽しもうという気持ちで挑んだ。
抜かれても気にせずマイペースでゴールしようと。
トライアスロンを始めた22年前から、もっと速くなりたい、上位に入りたい、という思いでレースに出てきたのでこのような気持ちでレースに挑むのは初めてかもしれない。

試泳場所。実際のコースは左方向

スイム1.9キロ
スイムの行われるレイクラスベガスの水はキレイではない。むしろ濁っている。
自分の手すら見えない。淡水なのでもちろん浮かない。そしてウェットスーツ無しである。
プールでしっかり泳げる能力と、濁っているのでしっかり方向確認をする能力がないと、まともに泳げないだろう。
試泳場所。実際のコースは左方向
そして外人の当たりは激しい。
しかし楽しむ事を常に念頭に入れていたので、この激しいスイムを楽しんだ。
34分。 トランジットまでは結構離れている。雨なので下はぬかるんでいる。

バイク90キロ
ほぼアップダウンしかないようなコース。私のイメージは火星や月を走っているような感じ。
雨でよく見えないのでサングラスは外した。
しかしジェットコースターのような下りも続くので目が開けていられない。
外人さんはお構いなし。こっちはビビッてブレーキかけまくってた。
男性は集団でゴーーっと抜いていくので女性がいいペースメーカーだった。
ゴーーっと抜いていった集団の速度が遅くなり、固まりに入ってしまったら私だけがレッドカードをくらった。
抗議するにも時間の無駄なのでOKOKと言うことを聞いた。
レッドカードをもらうと、エイドステーションにあるペナルティボックスに4分間入らなければならない。
ストレッチしながら待った。これもいい思い出。
バイク終盤に差し掛かり晴れてきた。
そろそろ脚にきたが外人さんは速い。
バイクで相当抜かれて、もしかしたらエイジで最後なんじゃないかと考える。
2時間52分(ペナルティ4分)

ラン21キロ
バイクを降りたら結構脚が疲れてる感じ。
トランジットでトイレに行って、イスに座ってシューズを履きかえて走り出した。
ランに入ってもみんな速い!これが世界選手権。
自分はキロ5分がやっとの状態。
楽しむ事を考えながら走るが体がキツイ。
残り2マイルからは持病の坐骨神経痛も出てきて、左の股関節から足首まで痺れてペースダウンを余儀なくされた。
ゴールは全力で駆け抜けると決めていたので痛さも忘れて駆け抜けた。
1時間48分

トータル5時間22分
エイジ160位
総合1004位
こうして初めての世界挑戦は終わった…
結果は予定より大幅に遅いものだったが、自分にとって得るものは非常に多かった。

練習量が若干少なかったのもあるが、大事なのはメンタルだと思った。
くじけない心、自分に負けない心。
当たり前だが選ばれた者しか出られない世界選手権なので歩いている人などいない。
老若男女みんな歯を食いしばって走っている。
結果が悪くても、くじけず 自分に負けずにゴール出来れば満足いく。
そういう意味では今回満足いくゴールではなかった。
達成感はあまりなく、今となっては悔しさの方が大きい。
また来年 といいたいところだが、そう毎年出れる大会ではないので、しっかりした目標を立てて これからもトライアスロンを続けていきたい。

吉野コーチのラスベガス出場まで、TI流の効率よいトレーニングの様子をブログで公開していきます。

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