プロのミュージシャン、そして熱心なカイゼンスイマーであるアンディ・ミラーさんは、ノルウェーに住むイギリス人です。彼は、定期的に彼自身の改善と洞察をAndyinNorwayというスクリーン名で記録しています。彼の最新の投稿 (とても人気のあるスレッド、"A 'Formula' for a Faster 1500" の#174) で、彼の最近の練習についてこう語っています。「1マイルを、前回より40秒速い27分57秒で泳ぎ、自己新記録を達成しました。テンポトレーナーを1.2秒に設定し、18ストロークで泳ぐと1マイル27分08秒となる計算になりますが、速いターンによって11秒盗み返すことができました。」
私は彼の「盗み返す」という表現が「抜け目のなさ」を感じさせ、気に入りました。タイムとパフォーマンスの改善において、肉体的な努力をする前に、全てのスイマーに 是非活用してほしいです。アンディが(一定のストローク数と合わせて)テンポトレーナーを使用して1500mでの自己ベストを出したことを挙げていたので、ここで、5回のビープ音でオープンターンまたはフリップターンを行うことでタイムを縮める比較的簡単な 方法を紹介します。
ターン前、最後の手の入水後にビープを数え始めます。そして、ターン後、最初の手の入水を5回目のビープに合わせます。(これがターン後の最初のストロークとなります。) ストローク数が増えるのを防ぐには、その最初のストロークをできるだけ壁から遠くで行います。(今回のアンディの場合で言うと、ラップ毎のストロークが19回だった場合、最終タイムは1.2秒遅くなります。)
私は、プッシュオフの後、背泳ぎ用に掛けられている旗(25ヤードプールの場合は壁から5ヤード、25mプールの場合は壁から5m)を過ぎてから水面に出てストロークするようにしています。テンポが1.3かそれより遅い場合は、水面に出た時の足の位置が旗を超えるほどの距離を進む時間があります。1.3より速いテンポでも、水面に出た時に腰の位置が旗を超えるようにしています。しかし、0.99以上になると、かなり難しくなります。
この方法は、速くて効率的なターンを身につけるのに最適です。もしアンディのテンポが1.2から1.1に向上した場合、各ストロークは10分の1秒速く行う必要がありますが、ターンは0.5秒(5ビープ x 0.1秒)速く行わなければなりません。
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