2013年8月10日
トータル・イマージョン代表 竹内慎司
次男のスイムチームのシーズンが昨日で終わり、約1カ月の休みに入った。
本日より午前中に彼が泳げるときに限り合同練習とする。

○本日のメニュー
−ウォームアップ:200
−ドリル(スーパーマングライド〜スイングスイッチ):500
−のびーるスイム(片手/両手/両手+クロール):150
−ストロークピラミッド 6x(2x25):0,-1,-2,-1,0,+1
−ストロークピラミッド 6x50:0,-1,-2,-1,0,+1

4種類のストローク数で泳ぐためには、抵抗を減らす技術だけでなく加速する技術、テンポを変える技術を身につける必要がある。これらは速く泳ぐための練習の土台になるため、2%以上のスピードアップを望む場合にまず身につける技術となる。

スピードアップのアプローチ
今年3月下旬から始めた練習により、「速く泳ぎたい」ときに、何をどのようにすればよいのかがわかってきた。今後体系化するために断片的にメモを作成する。

■ステップ1:「心構え」
•「根性」や「気力」、「長時間の練習」で実現するのではないと決意する。
•「速く泳ぐ」ことを「目標」にする。目標にすれば「達成する行為」が必要になり練習の意味づけができる。
•「速く泳ぐという目標」が、「水泳の目的」を実現するのに貢献することを確認する。本来の目的から離れて目標を定めても、やる気を維持することが難しくなる。目標達成のために泳ぐことが、自分が本来定めている水泳の目的に合致していれば、練習を正当化することになる。

■ステップ2:「具体化」
•「速く泳ぐ」の「速く」が何かを明確にする。通常は一定距離における所要時間を指す。
•従って「距離」と「時間」の2つが最低必要になる。
•連続して泳ぐことは必須ではない。ただし休憩しながら泳ぐときに速度目標を立てる場合は、休憩時間という第三の数字を考慮する必要がある。 
•「○○さんより速く」「プールで一番速く」など比較対象を目標にしたい場合も、自分の現在位置を知るために距離と時間に置き換える必要がある。
•この他に条件を加えることができる。例:ストローク数、劣化率、平均テンポ

■ステップ3:「現在位置と目標までの差の確認」
•ステップ2において定めた「距離」において、現在の所要時間を計測する。
•ストローク数や劣化率などこの他に条件があれば、それも計測・算出する。
•それぞれの計測値や計算値が、目標とどの程度違うのかを算出する。現在の値を分母、現在の値と目標値の差を分子とすると、目標達成に必要な変化の割合を知ることができる。
•この変化の割合により、目標達成の可能性、および達成に必要な日数を予測することができる。
(次回に続く) 

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