2012年4月10日
25mならばノーブレスでいけますが、50mになれば息継ぎが必須になります。
ここで50mで力つきないために何をすればいいのか?さらに200mを継続する為には何が必要なのか?
きっと1kmを継続するには、根性で頑張るかもしれませんが、腕が疲れて上がらないまま、息継ぎを優先してフォームが崩れて頑張るんだろうと想像します。今の自分の状況は、TIで学んでいるフォームが崩れそうになったら途中で立ち、呼吸や体を整えてから泳ぎ直すようにしています。水泳選手が長距離を泳ぎ続けられるのは、何が必要なのか、筋肉なのか本当に知りたいです。
まず問題点を整理しましょう。
1) フォーム修正、2) フォームの維持、3) 息継ぎをしてフォームを維持(続けて泳ぐ)、4) 50m→200m→1kmとフォームを続ける(疲れずに泳ぐ)とします。今取り組んでいるのは、『1と2』だと思います。「フォームが崩れそうになったら立ち、呼吸や体を整えてから泳ぎなおすようにしている」とのことですが、自分のフォームが崩れるという警告を、認識できる段階にあるということです。次は、その警告を受け止めても、立ちどまらずに続けて泳いでみましょう。敢えて続けることで、フォームを維持する実践的な手段を練習します。

次に取り組むのは、『3』です。
息継ぎをすると、今までは体の軸を「まっすぐ・水面に」保てていたものが、一時的に崩れる可能性があります。これも先ほどと同じで、続けた場合に何が問題として発生するのか(減速・疲労・息切れ)を見極めます。減速は技術修正で解決可能です。疲労はバランスの強化、息切れは敢えて続けることで呼吸の仕方を身に付けます。息切れは、苦しいからとまる・・では解決できない問題です。それは、吐くタイミング・吐いている時間の長さ、など動作(泳ぎ続ける)と結びついている、やるべきことがあるからです。

このように、25m以上を続けて泳ぐには、連続動作(泳ぎ続ける)と結びついている部分を修正する必要があります。質問文中に、「1kmは根性で頑張る」とありますが、上記のような想定をすれば仮に4ストロークに1回呼吸をするのであれば、それを1kmスイム中に繰り返す、という具体案に変わってきます。

 
○ターンをすると別人に。ターンから蹴りだしの時にまっすぐになれてないようです。水の抵抗をもろに喰らって減速して、最後までスピードが回復しません。よろしくお願いします。
ターンの後に大切なのは、しっかりとジャンプできる体勢がとれているか、ということです。
よくあるのが、ターンの後ですぐに壁を蹴ってスタートしたいがために、上半身が不自然にねじれる・壁に足がついているのに上半身はけのびを始めている、など、体がおもいきりジャンプできる体勢を崩してしまっているのです。
陸上で試すとわかりやすいと思いますが、本当に高くジャンプする必要があるときには、それなりに「タメ」を作ってからジャンプすると思います。ターンもこれと同じですが、違うのは時間の制約があることです。ジャンプの体勢を整え、確実にジャンプすればターンで差をつけられるようになります。

回り方に問題がある場合は、回転中に体が沈み深くなってしまうケースです。
この状態から、抵抗少なく浮かび上がるには、かなり水中を潜っていく必要があります(急浮上では抵抗が大きいので)。これは呼吸のコントロールも必要になりますから、なるべく回転は水面に近く、浅い場所で行うと、その後で減速しにくくなります。

 
○御世話様です。OWS参加に備え、プルブイを使用していますが、10分以上の使用は必要ないでしょうか。
まずプルブイの使用意図ですが、ここではウェットスーツ着用の疑似体験という前提で回答します。
確かに足は浮くので、感覚としては似たものがあると思います。ただ、抵抗の少ない姿勢・疲れにくいリカバリーを得るには、足が浮くだけでは不十分です。プルブイを使用すると、背中・お腹・腰の胴部分に、意識が届きにくくなることが多々あります。足が浮いているので、特にその部位に意識を置かずに泳いでしまいます。するとお腹が落ちて背中が反り、その状態でリカバリーをすると腰に負担がかかってきます。腰が反ってしまいます。お腹が落ちている時点で抵抗の少ない姿勢ではないですし、腰も反っているので水中のプッシュは推進力を作る以上に余計な働きをすることになります。

ただプルブイを使うのではなく、上記の問題が起こらないように、姿勢修正・動作修正を目的としてプルブイを使用するのは、良い練習方法になると思います。

また10分以上、という時間設定ですが、これも「10分間」という時間感覚を得るためには有効かと思います。もしくは、先ほどの姿勢を10分間維持するのを目的とした「姿勢を維持する持久力」としても良いでしょう。プルブイ・10分間泳という、ただの「目安」にしていたものに意味をもたせることで、とても有効な練習になります。

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