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田中コーチ |
<自己ベスト達成>
私はマスターズスイマーとして、毎年8回ほどマスターズ大会に出場しています。今年最初となる「新春マスターズ大阪大会(2月11日、12日)」では、200m自由形を2分43秒78で泳ぎ、これは10年前(2002年同じ新春大会)で出した自己ベスト2分46秒43を2秒65も更新したものでした。
私のタイムより速く泳ぐ同年代の方はまだ多くおられます。しかし同年齢(65歳)で年代別ランキング1位だった方が、10年前よりタイムが9秒も落ちているのを見ると、驚異的なことではないかと思うのです。私はTIスイムの素晴らしさが出たものと思っています。
<TIコーチになったきっかけ>
私は25・50mのバタフライを得意としており、200m自由形はあまり泳がないのですが、オープンウォーターにも出たくなり200mのタイムをとってみるつもりで泳いだのが初めてでした。その時の泳ぎは少しオーバーペースになったのか、後半は苦しくてキックも打てなくなり、何とか泳いだという感じでした。それがベストタイムとなり、以後何度か泳ぎましたが今回まで更新できませんでした。
TIのコーチになったのも、長い距離を楽に速く泳ぎたいというのが理由でした。
6年前(2006年)にTIコーチになりました。その後TIドリルを多く取り入れた練習をするようになり、4年前には50mバタフライで自己ベストを更新することができたのです。→こちらしかし、200m自由形は更新できませんでした(2009年長水で2分46秒60)。
<200mに再挑戦>
その後しばらく200m自由形は泳いでいなかったのですが、昨年、マスターズの200m自由形に出られた方からの楽に速く泳ぎたいという申し出によるプライベートレッスン実施や、同じクラブの友人たちにプライベートレッスン(特にロングスイムを目的として)行うようになり、その方たちにTIスイム効果を実証して見せたいとの思い、そして、今年度は年代区分も1つ上がり(65歳区分)となることで、自分の泳ぎの練習方法を見直し、泳ぐ時間も増やし、もう一度挑戦することにしました。
<練習方法>
具体的な練習方法として、準備運動ストレッチとリカバリーウォークの後、
1.TIの基礎ドリル
1) スーパーマングライド
2) スケーティング
3) アンダースケート→アンダースイッチ
4) スウィングスケート→スウィングスイッチ
2.ブラッシュアップドリルとして「片手の練習」
テリー・ラクリン“疲れ知らずのクロール・10のレッスン”より
1) スーパーマングライド→フィッシュ
2) 片手のアンダースケート→片手のアンダースイッチ
3) 片手のスウィングスケート→片手のスウィングスイッチ
4) 片手のクロールで息継ぎを、手と反対側・同じ側で行う
これをやった後で普通に泳ぐとストロークの伸びが出てくるように感じます。
3.独自練習ドリル
1) 50m行きを4種目帰りはクロール
2) 200mの各25mを同じストローク(15)で泳ぎタイムをチェック
→3分を切れるようになりました。
3) 200mを50mごとのタイムを意識して泳ぐ
目標タイムは、45→44→43→42→41→40秒へ
約2時間泳ぎますが、体調や時間の都合で本数や、距離の増減をしています。
4.ランドトレーニング(泳がない日を含め毎日)
(足腰の老化予防のために始めた)
1) 階段上り下り(15分)にリカバリーの腕の動きを追加する。
2) ロングブレストレーニング(腹部のインナーマッスルの強化等)
以上が、日常生活以外の運動内容です。
長年泳いできましたが、65歳になってもまだ上手く・速くなれると感じたことは本当に嬉しいことです。「自分で目標を決め、練習して達成する」ことが本当に実行できました。これからも練習を進め、さらなるベスト更新をめざしていきます。
皆さまにもTIスイムで泳ぐようになってぜひ実感・達成していただきたいと思います。
練習内容やレッスンについては ytanaka@ticoach.jp までお問い合わせ下さい。 |