2012年2月10日
TIジャパン選手・育成クラス活動記録(TIシニアコーチ 中村大輔)
中村コーチ
 TIジャパン選手クラスマネージャー兼選手育成クラス担当の中村大輔です。2012年最初の大会のレポートです。

○第38回JSCA新年フェスティバル
 
開催日:2012年1月7日(土)-8日(日)
 会 場:東京辰巳国際水泳場(短水路)

 これから春のジュニアオリンピック(以下JO)に向けて、臨戦態勢に入ります。自己ベスト更新率は65%でもう一つという結果でしたが、一方で今回はハイライトもありました。

高津奈々さん
   

 高津奈々(小6・11-12歳の部)が50m・100mバタフライでそれぞれ入賞したことです。100mではそれまでよりも1秒近く縮めて、JO本大会の可能性もグッと近付きました。彼女にとっても幸先の良いスタートを切れたことでしょう。これからの飛躍が期待されます。

 大会の結果はこちら→

川口海宇さん
○第7回東京新春短水路水泳競技大会
 
開催日:2012年1月14日(土)-15日(日)
 会 場:東京辰巳国際水泳場(短水路)

 先週に引き続き、辰巳国際水泳場での大会です。今回は選手育成クラスの面々も加わり、賑やかな大会でした。

 今回は公式戦デビューとなったルーキーが1名いました(川口海宇:小3)。

 初陣が辰巳ということで、さぞ緊張したことでしょう。レース後は無事に終えた安堵感から涙を流していたようですが、まだまだこれからの子です。自己ベストが出せたことを自信とし、たくさんのレース経験を積んで、より良い結果が出せるよう頑張ってもらいたいです。

 今回も予選・決勝の大会で、松浦優美奈(200m自由型)・浅田慶子(100m個人メドレー)それぞれ決勝に残りました。

松浦優美奈さん 浅田慶子さん

 選手は時として1日に4〜5本のレースをこなさなければならないことがあります。その都度、最大のパフォーマンスを発揮しなければならないので、心身の疲労は相当なものです。彼女たちはよく頑張りました。先週からの連戦で自己ベスト更新率(60%)は芳しくありませんでしたが、私個人としては担当している子供たちの課題が明確になったのでマイナスには捉えていません。

 大会の結果はこちら→

 今、インフルエンザが大流行をしています。弊社の子供スクールでも日を追うごとに欠席の連絡が増えており、これから大きな試合を迎える子たちには充分な注意が必要です。余談ですが、帰宅後の手洗い・うがいは最も手軽で効率の良い予防法だそうです。手洗いは石鹸で15秒、うがいは5秒×3回が目安とのこと。大事な大会を風邪やインフルエンザでふいにすることの無いようにして下さい。

  
マスターズ水泳(TIコーチ 中井博行)
中井コーチ
 私事で恐縮だが、ワークショップ開催でおなじみの荻窪スカイフィットで、スタート時の2007年11月から担当してきた「土曜マスターズコース」のコーチを都合により、昨年の12月末で卒業させてもらった。

 スタート当初はメンバーのレベル差もあり、練習メニューを分けるなどの工夫をしたが、2009年3月に100mを10名でリレーする大会「スイムEKIDEN」にエントリーしたあたりからはメンバーも増え、レベルも上がり、目標もでき、練習にも熱が入ってきた。
それ以来、練習内容はメンバーが100mを速く泳げるようにすることにこだわってきた。

 人間が自力で陸の上を移動する手段には「歩く」と「走る」の2通りある。歩けば走りたくなり、走ればもっと速く走りたくなるのは動物の本能的なものかもしれない。水泳も同様だと思う。水の中では「歩く」と「走る」に相当することばはないが、便宜的に「歩く泳ぎ」と「走る泳ぎ」に分ければ、「走る泳ぎ」に相当するのがマスターズ水泳だろう。マスターズ・スイマーはどうすれば速く泳げるようになるのか、これからも追求していきたいと思っている。

 担当する土曜マスターズの最終日は12月24日のクリスマスイブ。この日は「2011年泳ぎ納め特別メニュー」として、メンバーの皆さんと一緒に泳いだ。練習終了後は吉祥寺の焼き鳥店に集まり、送別会を開いてもらった。コーチとして、すばらしいマスターズのメンバーたちとふれあうことができて、うれしい、楽しい、4年間でした。
 皆さん、本当にありがとうございました。

 ©Easy Swimming Corporation