6月11日、東京都健康プラザにて「オーシャンスイム特別練習会&講演会」を実施しました。参加者は27名。雨の中を多数の皆さまに足を運んでいただきました。
大貫映子さんの講演
「海人(うみんちゅ)くらぶ」代表・大貫映子さんの講演は、大変興味深く、素晴らしい、とても楽しいお話でした。ドーバー海峡を横断したこと、オーストラリアに渡ってさらに水泳の世界が広がったこと、海が教えてくれた泳ぐことの楽しさ、そして水泳を通じて障害を持つ子供に「楽しいこと」をすることで可能性が広がること、最近ではジンベイザメの海を泳いだことなど、盛りだくさんでした。
大貫さんの話には「楽しい」「面白い」の言葉が多く出てきます。ドーバー横断はとても厳しく辛かったはずなのに、それさえも「面白い」と話します。困難なことも「面白い」という気持ちでチャレンジをして行くからこそ、世界が広がるのだと思いました。
また「TIとの出会い」を聞かせてくれました。「TIだとラクに泳げますよ」と抵抗を減らす姿勢について、スケーティングで滑るように泳ぐなど、TIを語ってくれました。TIジャパンが設立されるより前に米国でTIと出会い、わかりやすさに感激して、TIを取り入れたそうです。1時間30分があっという間に過ぎてしまい、とても内容の濃い講演会で、海への想像が膨らみます。ジンベイザメの海、行ってみたいものです。
そして午後からは、オーシャンスイム特別練習会『筋肉のローテーション』を行いました。大貫さんも練習会に参加して下さったことで、まさに特別な練習会になりました。私も大貫さんのように、大変なことにも「面白い」と興味を持って海の活動を楽しみたいと思います。オーシャンスイム練習会では海を泳ぐ技術を楽しみながら習得していきます。初めての方も気軽に参加いただけたら嬉しいです。
【オーシャンスイム練習会】
【大貫映子(おおぬき・てるこ)さんのプロフィール】
「海人くらぶ」のホームページより抜粋して転載
http://www.uminchu21.com/
1960年生まれ。東京都出身。早稲田大学卒。
1982年 早稲田大学在学中にイギリス−フランス間ドーバー海峡横断泳に日本人として初めて成功する。(英仏海峡水泳協会=Channel Swimming Assosiation=公認記録)
その後、89年、カヌーでのアマゾン川下り(ペルー・ユリマグワス〜ブラジル・マナウス間 約3500km・45日間)も経験。編集記者や民間の福祉施設の障害児・者水泳/レクリエーションプログラムスタッフなどを経て、93年〜97年西オーストラリア・パースへ留学。Edith Cowan大学でレジャー学を専攻し、95年 Graduate Diploma of Social Sciences(Leisure Science)取得。
海をも含めた幅広い水泳指導を行うオーストラリアの水泳指導資格も取得し、帰国後、海を泳ぐ楽しさを多くの人に、と海人(うみんちゅ)くらぶを主宰し、幅広く活動する。
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(中略) |
2009年 日本水泳連盟OWS(オープンウォータースイム)委員。 |
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