○選手クラス（担当：永瀬）
＜量的トレーニングから質的トレーニングへ＞
　昨今の天候不順や運動会・体育祭シーズンということもあり、なかなか思うように練習が組めませんが、できるだけメリハリのある練習メニューを提案しています。先だってのＴ−３００からのデータを基に設定タイムをいかにクリアできるかをメニュー提案しています。また６月の試合に向けて、量的トレーニングから質的トレーニングへと変換しつつある状況です。ただ中学生や高校生がクラブでのトレーニングのほかに部活の練習も加わっているので、オーバートレーニングにならないように配慮しています。

○選手育成クラス（担当：中村）
＜タイムトライアル＆持久系トレーニング＞
　１週目に４種目の５０ｍタイムトライアルを実施しました。久しぶりのトライアルということで、生徒のモチベーションも高く、比較的良好な自己ベスト更新率でした。２週目以降の練習メニューでは５０ｍ以下のメニューを極力減らし、１本当たりの距離を長く設定しました。これまでも持久系のトレーニングは行ってきましたが、今月の一番の目玉は１ヶ月通して、練習の最後に４００ｍ自由形を泳ぐことでした。タイムの速さを競うのではなく、個々の力量に応じたペース配分と目標タイムを設定し、それをクリアしようというアプローチでした。４００ｍという距離は彼らにとって途方もない長さで、かなりハードな１ヶ月だったことでしょう。だからこそ、６月の競技会で練習の成果を遺憾なく発揮してもらいたいです。

　今回はＴＩジャパンから競技会デビューする３人の生徒を紹介します。

（※写真左から） 　清水　千聡（しみず・ちさと）　さん　小学４年（　９歳） 　眞田　幸乃（さなだ・ゆきの）　さん　小学５年（１０歳） 　小泉あかり（こいずみ・あかり）さん　小学６年（１１歳）

○３人に質問！
Ｑ１．ＴＩジャパンの選手育成クラスに入ったのはいつからですか？
　眞田：小さい頃からＴＩジャパンのジュニアクラスに通っていて、今年の１月から入りました。
　清水：私は去年の１１月からです。
　小泉：私は千聡ちゃんのすぐ後の１２月に入りました。
Ｑ２．６月の競技会に出場する種目を教えて下さい
　眞田：５０ｍの自由形・平泳ぎ・背泳ぎに出場します。
　清水：５０ｍ自由形と背泳ぎです。
　小泉：５０ｍ自由形に出場します。
Ｑ３．好きな練習や得意なことはありますか？
　眞田：キックは最近自信があります。この１ヶ月、たくさんキック練習をしたので、勢いが落ちることなく泳げていると思います。
　清水：自分の実力を試せる時が一番楽しいです。この間もタイムトライアルがありましたが、とても良いタイムが出て、近頃少し自信が出てきました。
　小泉：私もキック練習が得意です。長い距離を泳ぐ時は大変だけど、そのおかげでスピードが上がっている気がしています。
Ｑ４．逆に苦手なことは何ですか？
　眞田：バタフライがあまり得意でないです。コーチからは手を大きく広げて動かすよう何度も言われますが、なかなか直せません。あとは飛び込みもまだまだ練習しなくちゃいけないです。
　清水：４００ｍ自由形の練習は大変で、最初は家に帰るとグッタリでした。今は少し体力は付いたと思うけど、長い距離を泳ぐのはまだまだ苦手です。
　小泉：私は２００ｍ個人メドレーです。４種目の中でクロールが一番得意なのですが、他の３種目はまだまだ苦手なので、コーチに「個メやるよ！」と言われると「えー！？」と思ってしまいます。（笑）
Ｑ５．競技会での目標タイムを教えて下さい
　眞田：自由形３８秒５、背泳ぎは４５秒０、平泳ぎは５０秒０をコーチからそれぞれ狙っていこうと言われました。私もこのタイムが出せるよう頑張りたいです。
　清水：自由形は調子が良いので３８秒０、背泳ぎは４８秒０を出したいです。
　小泉：練習でまだ４０秒を切れていないので、３９秒台を狙っていきたいです。
Ｑ６．最後に意気込みを語って下さい！
　眞田：本格的な競技会が初めてなのでドキドキしそうですが、ベストタイムを出せるように頑張りたいと思います。
　清水：私は今回が初めての大会出場なのでとても緊張しています。でも今まで練習してきたことを思い出しながら、目標タイムに少しでも近づけるように頑張りたいと思います。
　小泉：このスクールに入って初めての大会ですが、目標タイムを切れるように頑張ります。

　フレッシュな仲良し３人組が今回の主役でした。厳しい練習をこなしているからこそ、良い結果を出したいという気持ちがひしひしと伝わってきました。次回は競技会の結果をレポートします。