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練習メニュー |
3年前から始まった水泳雑誌「月刊SWIM」が主催する大会「スイムEKIDEN1000」が3月21日に辰巳国際水泳場で開催される。1チーム10人のメンバーが1人100mずつ泳ぎ、1000mの距離を「たすき」ならぬ「飛沫(しぶき)」でつなぐ駅伝形式のリレーである。荻窪スカイフィットのTI土曜マスターズのコースでは毎年この大会に出場しており、今年が3回目になる。マスターズ水泳大会など、競泳のレース未経験メンバーのデビュー戦として位置づけ、毎年1月から大会までの約2カ月半(10週)の間にデビュー組の泳力とタイムのレベルアップをめざした練習をしている。
今回デビューするレース初体験メンバーは3人。年明け1回目の練習で100mのタイムをチェックした。3人(女2、男1)がほぼ同じ1分50秒から55秒の間。この結果を基に3人の本番レースでの目標タイムを秒速1mの1分40秒に設定した。ちょっと頑張れば、達成できそうなところに目標を置くのがレベルアップするためのポイントで、目標が高すぎると「無理〜」とあきらめてしまうからだ。
走らず、普通に歩くだけでは足が速くならないのと同じで、水泳も速く泳ぐための練習をしないと速くならない。目標タイムをめざして、キックやドリルの基本練習、レースで必要なターン練習、自分の泳ぐ速さを覚えてレースペース練習、スタート練習、リレーの引き継ぎ練習を盛り込んだメニューを毎回作る。このメニューで1カ月間(4回)練習をして、100mのタイムを計ったところ、まず1人が1分47秒と50秒を切ってきた。目標の40秒まであと7秒。目標に向かって、あと1カ月半。練習にも活気が出て、チーム一丸となって盛り上がってくるのはこれからだ。
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