2010年3月10日
TIコーチ 古川 建
神戸でのワークショップ、練習会、プライベート・レッスンと関西地区で精力的に活動する古川コーチの一日を追いました。水泳が好きでたまらない、この楽しさを伝えたい、美しく、楽に長く、泳いでもらいたいといった気持ちをこめ、情熱を持って、TIスイムの指導に取り組んでいます。
初めまして!TIコーチの古川建(ふるかわ・たつる)です。
今年で遷都1300年を迎えた奈良県在住の二男一女の父親で、年が明けてすぐ47歳になりました。私は今、水泳が好きで好きで、仕方がないのです。第2のクラブ活動のように時間を作っては、美しく、楽に、長く、速く泳げるように練習し、TIのイベントがあれば参加させてもらっています。家族サービスがまったくできず、父親失格です。(冷汗)

そんな私のコーチとしてのTIイベントがあった一日を紹介します。

A.M 530 起床
  630 出発
  830 神戸マンボースポーツクラブ到着
    ワークショップ受付、昼食手配
  1000 プライベート・レッスン実施
  1130 クロール練習会受付
P.M 1200 練習会実施
  1400 ワークショップ応援
  1800 神戸出発
  2000 帰宅

この日は3つのイベントが重なり、ハードな一日でしたが、まったく苦になりませんでした。それは前述したようにTIスイムが好きで仕方がないからです。

これほどまでに私を魅了して止まないTIスイムとの出会いを書かせてもらいます。

それは2006年のことです。社会人になって20年間、運動らしい運動をまったくしておらず、当時43歳になったばかりの私は体の不調と増え続ける体重とウエストサイズに悩んでいました。見かねた妻の勧めで、近所のスポーツクラブのプールで水泳を始めることにしました。TIスイマーの多くがそうであるように、私も大人なって本格的に水泳を始め、楽に長く泳ぎたいという気持ちからネット検索でTIを知り、DVDを購入し、ワークショップに参加しました。

今思うと、そこから私の人生の第二幕が上がったような気がします。それからは仕事が終わればプールに通うという生活が始まりました。そして、もっとTIスイムのことを知りたくなり、2007年の夏にコーチ研修を受けてコーチになり、現在に至ります。

最後にコーチとしての私の信条について述べさせていただきます。
TIではドリル練習を行いますが、ドリルの方法を指導するだけでなく、なぜ、そのドリルを行うのか、「バランス」「抵抗の少ない姿勢」「体幹を使って泳ぐ」のどれを実現するためのドリルかを説明します。まず、頭で理解して、納得したうえで、体にしみこむようにしてもらうためです。大人の場合には、こうした方が進歩が早いと考えるからです。私も大人になってから水泳を始め、TIスイムを始めましたので、少しずつできるようになってきた私自身の経験をお話しすることもできます。美しく、楽に長く、速く泳ぐためにはどうすればよいか、常に考えて練習しています。

おおげさに言えば、仮説を立て、実行し、検証する。それの繰り返しです。できなかったことが、ちょっとしたきっかけでできるようになる。そのときの喜びは言いようがありません。それがTIスイムの魅力になっています。その喜びを一人でも多くの方たちと共有できたらと思います。まだまだスイムもコーチングも発展途上の私ですが、これからもよろしくお願いします。

【編集後記】
TIのコーチには、ワークショップに参加してからTIの魅力に引かれ、そのまま研修を受けてコーチになる方が多数います。習う側と教える側の両方を経験していることで、より一層、TIを習う側の立場に立って指導できるのが強みです。古川コーチのプライベート・レッスンはこちらのページよりコンタクトできます。
 ©Easy Swimming Corporation