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和田堀公園プールは屋外の長水路 |
▽杉並区民の水泳大会にエントリー
荻窪スカイフィットの土曜マスターズメンバーが3月の「スイムEKIDEN」で水泳大会デビューを果たしたあと、次の目標にしたのが、半年後に行われる杉並区の水泳大会。正式な名称は「第62回 杉並区民体育祭
水泳競技会」である。クラスは小学生、中学生、高校生、一般(年齢別)に区分されており、子供から大人までが一緒に出場できる地元の大会。出場資格は杉並区内在勤・在住・在学または区内のスイミングクラブ所属であればよい。
「TIジャパン」チームは、スカイフィットのマスターズコースメンバーとスタッフで構成した総勢13名。それぞれが個人種目と男女フリーリレーに出場した。
▽大会に備えた練習
土曜マスターズコースでは7月中旬から大会に備えた練習を開始した。毎回、ウオーミングアップをかねたドリルとフォーカルポイントを意識したフォーミング。メインはスピードをコントロールするインターバルトレーニング。最後にスタート&ダッシュの練習を配した3部構成で進めた。正味1200mほどの練習だったが、強弱のメリハリをつけることで、スピードを上げて泳ぐことに慣れてもらった。
普段は練習できないスタートの飛び込みも毎回行った。スカイフィットのプールにはスタート台がないため、大会直前の練習では若いスタッフのアイデアでプールフロア(赤い台)をスタート台に見立てて、台の高さを確保した。飛び込んでもプールフロアが動かないように他のメンバーがうしろに座って重りになるのだが、なかなかのグッドアイデアだった。スタート練習も繰り返すうちに慣れてきて、きれいに飛び込めるようになった。
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課題の飛び込み、スタート練習では万全だったが… |
▽大会当日
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女子200mフリーリレー
トップに立った2泳がさらに差を広げる |
開会式の選手宣誓は男子高校生。なんと1週間前の選挙で敗北した首相と同姓同名くん。会場から大きな拍手が起きる。強い日差しの中でも心地よい風が吹き、「秋近し」を感じさせるさわやかな晴天。開放的な屋外プールでの大会は始まった。
「TIジャパン」チームの選手たちが出場するのは長水路の100mと50m種目。それぞれエントリーした個人種目に出場して、女子6名でメダル7個(金3、銀2、銅2)、男子7名でメダル6個(金2、銀2、銅2)の成績だった。最終種目は女子200mフリーリレーと男子200mフリーリレー。ともに他チームを圧倒しての1位で大いに盛り上がった。この結果、TIジャパンは男女ともに総合優勝を果たして、大会会長から大きな優勝杯と優勝フラッグを授与された。毎年、優勝チームが預かり、翌年の大会で返還する持ち回りのカップ。来年の開会式では「優勝杯返還」セレモニーでの出番ができた。
スイムEKIDENでデビューした女性メンバーは、飛び込みに課題は残したものの、泳力はさらにレベルアップした。EKIDENを直前の骨折で回避した若いガードのスタッフも見事な泳ぎでリベンジを果たしてくれた。今回の総合優勝は、男女200mフリーリレーで他チームを圧倒したのが勝因だろう。こうなると来年は大会2連覇の期待がかかる。
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男子・女子総合優勝の「TIジャパン」チーム |
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