Eスイムお悩み相談室 室長 加藤幸恵

 2020年1月10日

○色んな情報が飛び交う今、どれが正しい理論なのかわからず混乱しています。指導をしてもらっているのですが、クラブの中でも統一がなく迷うだけで泳ぎが定まりません。どうやって選別すればいいのかアドバイスをお願いします。

そうですね、今は何でも検索すると出てくる時代なので個人でまとめたメモやブログの情報も出てきちゃうと余計に訳がわからなくなりますね。クラブの統一見解がないのが水泳指導の良くないところですね。子供の進級については見直されても、大人の指導については代わり映えがないのが現状。ただ、どの情報も試してみて自分でやってみたときにどうなのか検証する価値はあると思います。そのうえで各々の目的にあうものを厳選すれば迷うことはありません。すべてやろうとするから混乱し迷うのです。50m速く泳ぐためのレクチャーは呼吸もできない人には必要ないですし、長く泳げるようになりたい人に板キックを速くするレクチャーは必要ありません。自分が試してみてどうなのか、自分で決めることです。そのためにも自分がどうなっているのか把握して気づくことが大事ですね。

フォームを気にして泳ぐと距離が泳げなくなってしまいました。フォームを崩してまで長く泳ぐ必要はないですよね?

目標達成をいつまでにしたいかにもよりますね。いつまでに長い距離を泳ぎたいのか。期限がないのであれば、フォームを崩してまで今距離を伸ばさなくてもいいとは思いますが、期限があるのであればフォームを意識するときは25mで確認して質を上げ、距離を伸ばす練習のときには距離を重視する。目的別に分けて練習しましょう。