呼吸 イージー・スイミング マスターコーチ 高橋嘉仁

 2019年9月10日

高橋コーチ

イージー・スイミング高橋です。
今回は、なかなか上手くいかないと悩んでいる方が多い呼吸のお話です。

上手くいかないお客様と話をすると必ず「苦しい」のキーワードが出てきます。
当たり前ですが水の中には酸素はなく呼吸はできませんが、酸素のある陸上でも無駄に走ったりすれば「苦しい」のは「苦しい」訳で、酸素が有る無しの問題ではないと気付きがないといつまで経っても、「酸素がない→苦しい→窒息」の恐怖から逃れられません。
ではどうすればですが、先ずは動作的な問題を解決です。

1.安定した横向き姿勢。

2.左右の横向き姿勢の切り替えのタイミングをコントロールする。

3.リカバリーで肘引き動作をしない。

4.無駄なキックをしない、できれば2ビートキックを習得。

5.水中の景色を見ていられる余裕、呼吸時は水上を見ている余裕。

6.呼吸動作、水中で鼻から吐いて水上で口から吐いて口から吸う、いわゆるボビング動作を習得する。

6のボビングを軽視している方が多い、子供が水泳を習ったときの練習で大人がやる事に羞恥心があるようだが、口呼吸を覚える為にはやらないといけない練習である。
普段の呼吸は基本鼻呼吸で息を吸った場合、胸と腹を膨らませているが、口呼吸をすると「苦しい」になる方は腹を凹ませて息を吸っている。

7.安定した横向きの姿勢と切り替えのタイミングに合わせて頭の回転とボビング、早く息を吸いたくて頭だけ回していくと本末転倒泳ぐ動作全て崩れるので吸えない状態になります。
頭を回すタイミングは少し遅いかなくらいでタイミングが合います。

・・・で完成となります。

無駄な動きをしない事、ボビングを恥ずかしがらず練習する事!!
楽しみながら練習して下さい。