運動で疲労を感じた部位にはアイシングがオススメ TIシニアコーチ 山口工

 2019年6月10日

山口コーチ

皆様こんにちは。
トータル・イマージョンの山口です。

急に暑くなったり季節の変わり目で体調を崩されたりしていませんか。
これから夏に向けて暑くなり、体調管理が難しい季節になってきますが、今回はスポーツをする上でとても大切な体調管理の話をします。

どんなスポーツも運動をすることで体温が上昇します。
これは身体の中で「熱」が生み出されたことにより体温が上昇するのですが、この熱の管理をうまく行わないと怪我や体調不良につながります。

生み出した「熱」は排熱もしくは放出しなければいけませんが、オススメの方法はアイシングです。
少し専門的な言い方をすると「局所冷却」といい、特定の部位を氷水などを使って排熱させることで、局所の炎症除去やうつ熱した部位の排熱をします。

この身体中の熱の移動を円滑にすることで、様々な疾患や体調不良に対処することができるので、特に外気温が暑くなってくるこれからの季節は必要不可欠になります。

アイシングをする部位ですが、基本的には運動によって疲労を感じた部位に対して行います(手、肩、足、腰など)
ただし全身疲労など部位を特定するのが難しい場合は、以下の部位をアイシングしてください。

  • 頭部(仰向けの場合は後頭部、座位の場合は頭頂部)
  • 肩甲骨間部(両肩甲骨の間)
  • 頚部(首の後ろ側)
  • 鼠蹊部(股関節の付け根)

これは熱中症などになった場合も有効な部位なので、普段でも全身倦怠感でボーッとしてしまっているときなども有効です。
ただし注意はあまり多数の部位を同時に行わないことです。
これは体温そのものが下がってしまい免疫機能が低下してしまうので、行う場合は多くて上記の中から2部位までにしてください。
※1部位でも寒いと感じたら一時休止するか、厚着をするなどして対応してください。