進む向きはどっち? TIシニアコーチ 山口工
2018年7月15日
山口コーチ |
皆様こんにちは!
トータル・イマージョンの山口です。
泳ぐときに案外見過ごされがちな感覚のひとつに「自分がどういう姿勢でどの向きに進んでいるか」があります。
泳いでいるときに手足の動きばかりに気がいってしまい、自分の姿勢の変化や進んでいる向きに集中できていないことが多いです。
各種目、もっと言えば各動作の局面での姿勢や進む向きを捉えられていると、少々手足の動作に失敗しても安定した泳ぎができます。
「水をつかまえる」「キックで水を蹴り出す」など感覚的な表現のまま動作を求めていくと、その動作をやるばかりに気をとられ支える姿勢や進むべき向きが見当違いなものになります。
まずは静止状態で各局面での姿勢をとらえる、その姿勢をどういった向きに動かすと次の姿勢へと変化していくかを考える。
ある姿勢から自分がどの向きに進むかを正確に捉えられれば、どういった動作を行えばいいかが自ずと見えてきます。
一連の動作はスムーズにできている気がするがいまいち上達している感じがしない...という方は考え方の向きも変えてみて自分の泳ぎと向き合ってみましょう。