ストローク数とスピードのバランス TIシニアコーチ 中村大輔

 2018年4月10日

中村コーチ

TIジャパン・シニアコーチの中村大輔です。
いつもトータル・スイム・マガジンをご覧頂きまして、ありがとうございます。
今回はストローク数とスピードのバランスについてお話しします。

--25mを12ストロークで泳ぐ

何だか、上級者っぽい感じがしますよね?
だたしその時のタイムが40秒掛かっていたとしたら、どうでしょう?

ストローク数を極限まで減らすことができると達成感を得ます。しかしその分、スピードを犠牲にしていることに気付けていない方が多いように感じます。

一般にストローク数を減らそうとすると、テンポを遅くし、伸びや姿勢キープを強く意識します。ストローク数を減らすほど「がまん」の要素が強くなるので、実際気持ちの良い泳ぎとはいえないのではないでしょうか。またそのような泳ぎ方で長く泳ぎ続けられるとは、考えにくいです。

自分の適正なテンポを知るにはテンポトレーナーを使用することをお勧めします。テンポを1.40秒に設定して、それよりも速いか遅いかで微調整をしていき、自分なりの丁度良いテンポを見つけましょう。

重要なのは、自分が気持ち良く進んでいると思うテンポで泳ぐことです。気持ち良く進んでいるテンポで泳いだ結果、18ストロークであったとしても良いのではないでしょうか。