TIスイムお悩み相談室 室長 加藤幸恵

 2018年3月10日

○「呼吸の際に手と頭をくっつけると顔が出やすい」と教わった記憶があるのですが、コーチの見本だと手と頭はくっついていません。どっちがいいのでしょうか。

伝説のように昔から言い伝えられている内容ですね。私も学校でそう教わりました。でも手と頭がくっついていると顔は回りづらく息も吸いにくくなります。たとえ顔が出やすくなったとしても(手が上に向くことで)その後一番息を吸いたいときに体は沈むのです。
単に顔を出す行為のためだけでなく、その後のバランス・進みを考えても「手と頭はくっつけない」が正解です。

○ストローク数を減らし、かつ速く泳ぎたいと思っているのですが、ストロークが減ると遅くなってしまいます。

伸びている時間を長くすればストローク数は減ります。(それ以外にバランスがとても大事になるのですが)
テンポトレーナーを使ってどのテンポで泳ぐとストローク数はいくつになるのか。その際の速度と合わせて練習する必要があります。テンポとストローク数とタイムを記入しながら進めるといいですね。