アクシデント対策 TIシニアコーチ 山口工

 2018年2月10日

山口コーチ

皆様こんにちは!
トータル・イマージョンの山口です。

寒い寒い毎日が続きますが、冬場のうちに来年度の準備を頑張っています!などの声も届いています。冬場は海の試合などがないので充電期間となり泳がなくなる方も多いと思いますが、どこのプールも夏場より空いていますから落ち着いて練習するチャンスです。

さて普段の行う練習メニューのバリエーションはどんなものがありますか?
水泳の練習というと主に制限時間内に本数を重ねるサークル練習や、様々な姿勢や動きをするドリル練習があると思います。または自分の目標とする距離を止まらず泳ぎ続けるというのも行っているかもしれませんね。
そこで練習メニューにもう1種類加えてほしいものがあります。連続泳という何分間続けて泳ぐという練習です。これはとても単純な練習ではありますが、泳いでいる最中アクシデントがあっても泳ぎ続けるという根気がいるものです。

泳いでいると小さなアクシデントから大きなアクシデントまで様々に起こることがあります。すれ違う人の波をかぶって呼吸がうまくできなかったり、泳ぎが崩れ疲労部位が偏ってしまったりと。大海原に出てしまうとこれらを可能な限り泳ぎながら対処していかなければなりません。

呼吸が吸えなかったら姿勢を変えて一度落ち着いて呼吸をし直す、疲労部位が偏れば他の部位に意識を移して動くなど、自己解決のバリエーションが鍵を握ります。連続で泳ぐ時間を決めて、アクシデントに負けず最後まで泳ぎ続けることで様々な経験を積むことができます。この積み重ねが不安や恐怖に打ち勝つ武器になります。

ときには距離を気にせずある時間をなにがなんでも泳ぎ続けるというのにチャレンジしてみてください。

※ただし
アクシデントは様々なことがあると思いますので、決して無理はしないでください。泳ぐのが難しいと思った段階で一度止まり、別の機会で再チャレンジしてください。