息を吐く時は口から?鼻から? TIスイム創設者 テリー・ラクリン

 2017年11月10日
先週Eメールで「息を吐く時は口からですか?それとも鼻からですか?」という質問が届きました。私は泳いでいる時にどちらでするかは意識していなく、自然とやっていますが、多分疑問に思っているスイマーは多くいると思うので、今回そのことを取り上げることにしました。

20年前、私は鼻で息をするという考えはありませんでした。しかし、ジョン・ドゥイラード博士が彼の著書「ボディー、マインド、スポーツ」で、エアロビックスポーツ(ウォーキング、ハイキング、ランニング、サイクリング等)では、鼻で息をすることを勧めていました。 アーユルヴェーダ(インドの伝統医学・健康法)では、鼻から息をした方が、呼吸が深くなり、リラックスできると言われています。私も試してみましたが、楽しんでできました。

ランニングとサイクリングでは、吸うのも吐くのも鼻からできます。自分で、ウォーキング、ランニング、サイクリングで試してみましたが、鼻で息した方が深呼吸になり、リラックスできました。(ただ、上り坂でそれを行うのはとてもきつかったです。)

しかし、スイミングでは別です。息を吸う時は口から行う必要があります。一方で、息を吐く時はどちらでもできます。私は、口から息を吸って鼻から息を吐くと、陸上で鼻だけで息をする時と同じ感覚を得ることに気づきました。

そこで私は、ウォームアップや調整、技術面を集中的に練習する時、そして、1.2秒/ストロークより遅いテンポで泳ぐ時は、鼻から息を吐くことにしました。
最近は、時と場合によって、口と鼻の両方から息を吐いています。とてもリラックスしている時は、ほとんど、または全て鼻から吐きます。その方が心身共にリラックスできるからです。スピードやテンポを上げるに従って、息を速く多く吐く必要が出てくるので、その時は両方使いますが、口からの方がより多く吐いています。


(技術面に集中している時は、口から息を吸い、主に鼻から息を吐きます。)

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