TIスイムお悩み相談室 室長加藤幸恵

 2017年10月10日
DVDのようにきれいにドリルができません。もっと練習するべきでしょうか。どの程度できれば次に進んでいいのかわかりません。

DVDには見本として1番いい状態のドリルやスイムを入れています。練習するうえで「完全に同じ状態になるまでやらなければいけない。」ということではありません。最初よりも浮いてきたな、斜めになってきたな、すぐ沈んでいたのが3カウントはキープできた、と変化が見られたら次のドリルに進んで構いません。毎回1〜10まで順番に行わなければいけないわけではありません。今日は20分しか時間がないのであればドリル1つでもいいのです。どんどん次に進みながら、1つ1つのドリルが1ヶ月後にはかなりバランスよくなった!となればいいのです。

腰痛が気になるのでバタフライや平泳ぎをすると痛くなるのではないかと思うのですが。

バタフライと平泳ぎは前方に顔を出す形で呼吸をします。そのため、ほとんどの方が体を反らせて手で押して体を起こして顔を出すと勘違いしています。どちらの泳ぎも呼吸の際に体は反りません。体は斜めになり顔が水上に出てお尻と足が下がります。下がらないと顔は出ません。なのに下がってはいけないと思って足を上げて体を反らせてしまうのです。しっかり動きを知れば腰痛でも問題なく泳げます。痛くなるということは何か良くない姿勢を取っているということになります。

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