リカバリーについて TIシニアコーチ 吉野功哉

 2017年6月10日
吉野コーチ

皆さんこんにちは吉野功哉です。
今回はリカバリーについてワンポイントアドバイスをさせていただきます。
リカバリーはフィニッシュした重い腕を前に運び、重心を前方向に移動させる重要な動きです。

フィニッシュした腕を上に持ち上げてしまうと体は沈みやすくなってしまったり、肩を痛めてしまいます。
また、肘からではなく手からリードしてしまうと脇が開かず、腕の重みを活かす事が出来なくなってしまいます。

常に体は斜めにローリングしている状態を保つようにしましょう。
斜めに傾いている状態を作れれば肩は水上に出ているので上に持ち上げる必要はありません。
そのまま脇を開くようにして横から腕を前に運びます。
また、フィニッシュの動きも重要です。
水中でフィニッシュする位置は肘を伸ばし切る脚の付け根あたりの位置です。
手のひらで水を押すのではなく、外側にはらうようにしてそのままリカバリーに繋げるようにしましょう。

伸ばした手を下げれば重心は前に移動し斜めの姿勢が作れるので、手を下げる事と、横から腕を運ぶ事の2点を意識して泳ぐようにしましょう。

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