10キックドリル TIマスターコーチ 永瀬利得

 2017年5月10日
永瀬コーチ

TSM読者の皆様 お世話になっております。永瀬です。今号のTSMから、現在、私の行っているレッスンで取り入れているドリルワークをご紹介していきます。

10キックドリル(Skate to skate)

これは昔のTIで取り入れていたドリルです。では、やり方を説明しましょう。

  • スケーティングで5回キックをします(片足を動かすごとに1回とカウントするので、素早いキックは必要ありません)
  • 5回キックしたら、腿の前にある手をリカバリーし、スイッチ動作をします(スイッチは入水する手と伸ばしている手との切り替え動作に注意。必ず入水動作に合わせて、スイッチ切り替えをします)
  • そのスイッチ動作の際に呼吸をします(特に入水する手と体の回転にて呼吸します。例えば右手エントリーなら左呼吸というように)
  • 呼吸後、ゆっくり顔を水中に戻し、スケーティング姿勢になります(スタートした時の反対側のスケーティングになっています)
  • 再び、5回キックしてを繰り返します(左右の呼吸をすることになります)

このドリルでは、

  1. スケーティング姿勢の安定感
  2. ストロークに合わせた顔の回転(本当は身体の回転)
  3. 呼吸姿勢の安定感
  4. 呼吸の際の伸ばす手の感覚と位置
  5. 呼吸の際の後頭部の預け方

を練習することが出来ます。

特に、呼吸の左右差がわかるので、フォーム矯正には持ってこいです。因みに弊社の選手クラスでは、定番のキックドリルとして取り入れています。

ぜひ、お試しください。また、船堀でのカイゼンワークショップやティップネス東新宿、国分寺、レフコ八柱でのTIスイムレッスンにて体感出来ます。

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