世界に広がるSwim Like Shinji トータル・イマージョン代表 竹内慎司

 2017年3月10日
3月4日〜5日に、香港でワークショップを開催しました。7ヶ国からコーチやお客様が参加する、これまでになく国際色豊かなワークショップで、世界に広がるSwim Like Shinjiの輪を実感しました。

年2回、3月と10月に香港で私のワークショップを開催しています。私は4年前に米国でのレッスンを引退しているので、日本でのプライベートレッスンを除いて、香港は英語でレッスンが受けられる唯一の場所になりました。
そこでこれまでも中国や台湾からお客様が、そしてオーストラリアやスペインからTIコーチが勉強に来ています。

今回は土曜日に「カイゼン・ストローク」、日曜日に「美しい・クロール」のワークショップを行いました。地元香港のお客様だけでなく、今回はインドネシアから熱心なTIスイマーに来ていただきました。またオーストリアとイギリスからTIコーチがお客様参加してくれました。
国別の構成は以下の通りです。

日本:私
ニュージーランド:香港のヘッドコーチの出身
香港:お客様
フィリピン:お手伝いしてもらったコーチ
インドネシア:お客様
オーストリア:お客様参加のTIコーチ
イギリス:お客様参加のTIコーチ

オーストリアのコーチLuziaはイギリスのコーチと共にチューリヒ近郊でワークショップを開催しています。オーストリアのコーチの本職は救命救急医で、リラックスする目的で休日にワークショップを行っているそうです。
イギリスのコーチSamはロンドンの自宅にエンドレスプールを持っており、そこでプライベートレッスンを行っているフルタイムコーチです。Luziaのワークショップをいつも手伝っています。
ヨーロッパからわざわざレッスンに参加したのはなぜ?と聞いたところ、私の教える内容がいわゆる伝統的なTIと違うと聞いていたので、何が違うのか確かめたかったそうです。これには彼らをコーチ研修で指導したマスターコーチのMat(トルコ→米国)のアドバイスも影響したようです。
Matは米国のコーチ研修における私の指導の細かさに驚き、それからは私の指導内容を参考に独自のアプローチを加えてコーチ達にも教えているようです。

土曜日はさらにスイミングクラブに所属する中学生の子供が3人参加しましたが、非常にレベルが高く3つのてこやスカリングの技術も難なく身につけて帰りました
日曜日はTI初心者の方は内容の高度さに苦労したようでしたが、ワークショップ後の泳ぎは劇的に改善されていて満足されたようです。
他のお客様やコーチ達は、リカバリーや2ビートキックにおける私のこだわりの細かさに唖然としながらも、粛々とドリルをこなすうちにみなさんすっかり美クロの泳ぎに変わっていました。

今回は金曜日に連続4時間、5本のプライベートレッスンがあったので、日曜日にいつもより早く英語切れになりました。ワークショップ中に英語が切れると、突然日本語が出てきてみなさん目が点になります。そして香港のコーチが私に"Japanese!"と注意してくれます。
日曜日の午後は英語が切れやすくなるので、私に日本語の単語やフレーズを話さないようにいつもお願いしています。

レッスン終了後はいつもの中華料理店でいつものエビチリをコーチと一緒に堪能し、ひさしぶりの英語漬けで疲れながらも楽しい週末を過ごすことができました。

 ©Easy Swimming Corporation