ドリルを見直そう TIマスターコーチ 永瀬利得

 2016年7月10日
永瀬コーチ

TSM読者の皆様
お世話になっております。
トータル・イマージョン永瀬です。

今回のワンポイントアドバイスですが、テーマは「ドリルを見直そう」です。
一通りTIスイムのメソッドを理解して、実践されて、泳ぎのグレードアップをできた段階で、ドリルを見直すことが重要です。

今回はTIスイムの一番の根幹となるスケーティングです。

TIドリルを行う時に「フォーカルポイントを決めて泳ぐ」ことが重要なのですが、どうしてもこのフォーカルポイントをあれもこれもと考えてしまって、「考えすぎてしまった病」になるTIスイマーが多いようです。

スケーティングの場合、伸ばした手、腿の前にある畳んだ手、そして斜め姿勢ということにフォーカスするのですが、最初から一度にフォーカスはできません。次の順番でフォーカスしてみてください。

・スーパーマングライド→スケーティング

  1. スケーティングドリルでのイニシャルプル(最初のひとかき)ではイニシャルプルの動きに併せて、伸ばしたままの手を進行方向に前に伸ばすこと(前に伸ばすことによって斜め姿勢を作りやすくなります)。
  2. 水底方向に向いている自分の視界の中に伸ばした腕の上腕部が見えていること(上腕部が見えているということは斜め姿勢が出来ているということです)。
  3. イニシャルプルからの腿前への畳んだ手のひじが曲がっていないこと(結構緩んで曲がっている方をお見受けします。曲がっているとオーバーローテーションの原因になります)。

以上の3つについてスケーティングドリルを行う際に順番でチェックしてみてください。

楽しいスイミングライフを!

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