水飛ばせますか? TIシニアコーチ 山口工

 2016年3月10日
山口コーチ

皆様こんにちは。トータル・イマージョンの山口です。
水泳の練習をするとき、皆様はどんな内容の練習を行っていますか?自分なりのメニューなどがある方、とにかく頑張って距離を泳ぐ、ドリルの時間をたっぷりとって技術練習に集中するなど様々な方がいると思います。実は今回はそんな練習の話ではないのです……

先日、弊社ジュニアスイミングスクールで子供達と遊んでいたところ「なんでコーチはいろんな水の飛ばし方知ってるの?」と聞かれました。もちろん「水の飛ばし方」など学んだことはなく自分としては無意識だったのですが、たしかに直線・放射状・霧状などなど散水ホースのバリエーションより多いことに気づきました。

ちょっと間抜けな考察かもしれませんが、案外これは水泳において大事な感覚ではないかと思いました。形を留めない水に対して「押す」「引く」「かく」のような表現をされることがありますが、これはとても感覚しづらいものです。水を任意のところへ色々な方法で飛ばせるということは、手や足の形状を用いてどのような角度やスピードで水に当てればいいのかがわかっているということです。

そこで今日からお風呂やプールなどでちょっと水を飛ばしてみてください(プールでは知らない人にかけないようにしましょう……)案外思ったところに飛ばせないことに気づくと思います。どこに、どうやって、どんなスピードで、水を飛ばせるか試してみてください。

練習の方法は人それぞれだと思いますが、遊びの中にとても大事な要素が隠れていることが多いので、是非皆様も遊ぶように練習を楽しんでください。

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