練習の取り組み方 TIシニアコーチ 奥村知実

 2016年2月10日
奥村コーチ

こんにちは。奥村です。
今回は、「練習の取り組み方」についてです。

みなさんはドリルやスイムを練習する時に自分がどう身体を動かしているか感覚や把握、イメージができていますか?

いくらやっても上達しないのよね?という方がよくいますが、何年も練習しているのに少しも上達しないということはあり得ません。年齢やセンスでもありません。
練習の取り組み方や意識の仕方が何か間違っている可能性があります。

水泳もスポーツなので反復練習も大切ですが、ただドリルをやる、ただスイムを泳いでも自分の身体の動きを観察したり意識したり動かしてみた結果の感覚を評価しなければ、ただ練習してもただ言われた通りにやっているつもりでも上達はしません。

伸び悩んでいる人、壁にぶち当たっている人、イメージ通りに動けてない人は、レッスンを増やしたり、むやみに反復練習をするんじゃなくて、まず、思った通りに自分の体を動かす練習を取り入れましょう。

何万回も反復練習するよりも、鏡をしっかりと見て、

  • 自分の身体がどのように動いているのか
  • イメージとのズレがないか
  • ズレてる場合どれだけ修正すればいいか

自分の身体の動きを、脳内で描かれる理想の動きとシンクロさせるイメージです。

水泳の上達には、思った通りに自分の体を動かす能力こそ必要不可欠な能力になります。なかなかできない人・クセが強い人というのは、思った通りに自分の体を動かす能力が低い人で、センスがないというワケではありません。

【身体を動かす】という運動の部分に限っては、センスではなく、練習の方法次第で確実に能力を向上させることができます。

型やテクニックにとらわれ過ぎず、自分の体を思った通りに動かす練習をしましょう!

 ©Easy Swimming Corporation