滑らかな泳ぎを得る TIマスターコーチ 永瀬利得

 2015年11月10日
永瀬コーチ

こんにちは。トータル・イマージョン永瀬です。今日は、TIスイムの泳ぎの滑らかさをより強調するためのドリル提案を行います。

レッスンで皆さまの泳ぎを見ている時に非常に気になるのが、入水(エントリー)する際の飛沫です。特に、スイッチで切り替えを早くするとスピードが増すと考えられている方が多く、泳ぎが雑になってしまっている場合が非常に多いです。

そんな時には、まずゆっくり泳いでみましょう。その時に、入水(エントリー)を殊更丁寧に行うようにしてください。泳ぎ始める前にプールで立位にて指先から丁寧に入水し、その感触を覚えます。

次に(まだ泳ぎません…)、その入水(エントリー)に合わせて伸ばしている手のかきを行います。指先からの入水して、伸びる時間と、水中に伸ばしているがまんの手からプル&プッシュ&フィニッシュまでの時間は同じであることがポイントです。

入水して伸ばすほうが早く行っていて、かきが「おざなり」になっていませんか?また、かきが速くなればなるほど、水をつかむことができない場合もあります(いわゆる空回りというやつです)。これが同期すると両腕と体の回転を使って泳ぐことになります。

ぜひ、一度、ご自分の泳ぎをチェックしてみましょう。

追伸 ゆっくり泳ぐことはとてもむずかしいです。バランスや姿勢の作り方、動作に無駄やムラがあると、ゆっくり泳げません。

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