スケーティングではエッジをかけること TIマスターコーチ 永瀬利得

 2016年4月10日
永瀬コーチ

TSM読者の皆様
お世話になっております。トータル・イマージョン永瀬です。

いよいよリオデジャネイロオリンピックの選考が各スポーツではじまりましたね。どのスポーツニュースを見ても派遣代表の文字が目に入ります。

さて、今回のワンポイントアドバイスですが、最近の私のレッスンにてお話させていただいているエッジ(刃)についてです。TIスイムのドリル用語にて、スケートに関連する文字があると思いますが、どうしてだと思いますか?

先日の選手権で惜しくも2位になった羽生結弦選手ではないですが、スケートは2本(詳しくは両足にあるスケート靴の刃)に乗ることで氷上を移動します。この刃は先端が尖った状態であればあるほど、氷との摩擦抵抗が少なくなり、滑りが良くなります。TIスイムの場合、スケーティングドリルで作られる手を伸ばした姿勢がありますが、それがまさにスケートでのエッジ(刃)となるのです。

このエッジが実は非常に重要な役割を果たします。エッジを他の側面から、見てみましょう。水上でのゴムボートと普通の木造船をイメージしてください。ゴムボートは空気にてその形状を作っていますが、木造船はその内部に軸組といわれる芯を作っています。ゴムボートは波や流れによって、その進行において影響を受けやすいのは、木造船のような軸組が作られていないからです。では、TIスイムに目を転じてみると、このスケーティング姿勢にて伸ばした手と伸びた足までのエッジがしっかりと効いているほど、スケーティング姿勢に安定感が生まれます。

水泳の場合は、動かない水のなかを突っ切って進むわけですから、粘度のある水に対して影響を受けないようなエッジを作ることで、抵抗の少ない姿勢を作ることになり、推進力を削がれることが少なくなるのです。

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