笑顔でもっとうまく泳げる TIスイム創設者 テリー・ラクリン

 2015年11月10日
私は、著名な心理療法士で、執筆者でもあるジェニー・セイファーさんに、週に一度のレッスンを11年間行ってきました。400時間以上のレッスンを受け、数え切れないほどの時間を練習に費やし、ジェニーさんはいったい何を目標としているのかとお考えになる方も少なくないと思います。

ジェニーさんが泳ぎ続けるのは、健康のためと、自制、習得の満足感のためです。私と同じように、ジェニーさんは改善の可能性は一生続くと感じているので、次の洞察とレッスン中に交わす私との会話をいつも楽しみにしています。

先週の金曜日、私達はレッスンの全ての時間を使って、平泳ぎにおける水中での効率化のために、2つの微妙な動きに取り組みました。1つ目は、スーパーマングライドでそうするように、頭は押し下げず、首の力を抜いた状態で、頭の位置が背骨から一直線になっているのを感じることです。2つ目は、下の脚の後ろに 足を伸ばすことを意識することです。1つ目は、筋肉を緩めます。2つ目は、違う筋群を収縮させます。両方とも水の抵抗を減らします。

エンドレスプールで、ジェニーさんに1つ目のフォーカルポイントを意識しながら、10〜20のストローク数で何度か泳いでもらいました。彼女は初め、このフォーカルポイントが捉えられず、動作が不安定でしたが、8回ほど繰り返した頃から一貫性が見られるようになり、伸ばした両腕の間に力を抜いて頭を置くことを毎回できるようになりました。

私が肯定的なフィードバックを与える前に、彼女はこう言いました。「今ちゃんとできましたよね?どうして判ったと思いますか?凄く気持ちよくて、思わず微笑んでしまったからです。」

イルカはいつも笑顔です。イルカのように美しく泳げたらあなたも笑顔になると思いませんか?
笑顔を作ることは、うまく泳ぐ方法としては(他のことでも)あまり認められていません。ですが、昨夜のヨガのクラスでこんな経験しました。戦士のポーズで筋肉痛を感じるほど長く保っている時、インストラクターが「みんなとても苦しそうな顔をしてるわよ。笑って!」と言いました。そして、笑顔を作ったら直ぐに、心身共に楽になったのです。

私のスイミングの思い出の中でも最高の思い出のひとつが、2010年の3月に仲間とマウイ海峡を泳いで渡ったことです。その時間違いなく私の顔には笑みが浮かびました。

マウイ海峡を泳いだ日は、小型船舶の警告が張り出されており、宿泊していたホテルの外のビーチにも「極めて危険な状況なので、泳がないでください。」と注意書きがありました。でも、その日しか泳ぐチャンスが無かったので、予定を決行することにしました。ボートでマウイ島からラナイ島に向かっている間、私達は大きなうねりに揺られ、ラナイ島の岸辺まで2mもの大きな波の間を泳ぎながら、注意深く時間を計らなければなりませんでした。

ボートで渡っている時、私は緊張しており、ビーチを出てエスコートのボートまで大きな波の間を泳いでいく間も落ち着きませんでした。しかし、大きな波を抜けてからは、シンクロスイミングのリズムを摑み、右にデイブ、左にウィリーという、見慣れた光景(他の場所でも私達はこの並び方で何十時間も泳いできました。)を確認しました。そして私は思わず微笑み、その後はずっと美しい泳ぎを続けることができました。

次に何か難しいことにチャレンジする時は、是非微笑んでみてください。少しでも楽になるかもしれません。そして、もっと楽しくできることでしょう。

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